商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/07/12 |
JAN | 9784480804426 |
- 書籍
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猫ノ眼時計
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猫ノ眼時計
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商品レビュー
3.8
29件のお客様レビュー
〈幽明志怪〉シリーズ第三作。この先が読めないのが残念。 第一作はホラー、第二作はファンタジーかつ文学寄り、そしてこの第三作は再び伯爵とのコンビで冒険譚あり不可解な出来事あり。 「日高川」 五十嵐アイダベルという、名前もキャラクターも個性的な女友達が登場。 安珍清姫の物語と絡め...
〈幽明志怪〉シリーズ第三作。この先が読めないのが残念。 第一作はホラー、第二作はファンタジーかつ文学寄り、そしてこの第三作は再び伯爵とのコンビで冒険譚あり不可解な出来事あり。 「日高川」 五十嵐アイダベルという、名前もキャラクターも個性的な女友達が登場。 安珍清姫の物語と絡め、アイダベルに振り回される猿渡の受難が描かれる。一作目から思い出すと、猿渡はよく生きていたなと思える受難が多い。 「玉響」 第一作に登場した伊与田再び。と思えばこんな切ない話とは。 猿渡はやはり優しい人間なのだ。 「城と山羊」 悪魔を崇拝することに決めたと言い山羊の島に向かった、アイダベルの知り合いの娘(これまた個性的)を探しに、猿渡・アイダベル・伯爵トリオで目的の島に向かうとそこには…。 一瞬インディ・ジョーンズシリーズを思い出したが、もちろん全く違う話。 「続・城と山羊」 やはり猿渡は自分より他者を大切に思う人なのだなと改めて思う。だが伯爵もアイダベルもそれぞれがやるべきことで(やり過ぎもあるが)、猿渡を助ける。 合理的に説明がつく部分とそうでない部分とが混在するのが良い。いつの間にか猿渡に白髪が。 「猫ノ眼時計」 表題作だが一番短い。だがインパクトはある。猫と目を合わせるのが怖くなるかも。 巻末にシリーズの年表があって、あの作品はそういうことかと分かって面白い。
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猿渡シリーズ3冊目。 城と山羊がやや長編、他はかなり短めの短編。 城と山羊が少し長すぎるように感じた。なんとか読んだ。 単に短編が私の好みなだけかもしれないけど。 巻末の時系列表が何気に良い。
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幽明志怪シリーズ第3段。相変わらず不思議なことに巻き込まれまくっている猿渡。付属の年表のおかげで更に楽しめる。順に読まぬからこその面白さもある。 表題作は猫ノ眼時計だが、メインはアイダベルからの城と山羊か。しかし、一番好きなのは玉響であった。伊予田との友情に切なくなる。世界観に浸...
幽明志怪シリーズ第3段。相変わらず不思議なことに巻き込まれまくっている猿渡。付属の年表のおかげで更に楽しめる。順に読まぬからこその面白さもある。 表題作は猫ノ眼時計だが、メインはアイダベルからの城と山羊か。しかし、一番好きなのは玉響であった。伊予田との友情に切なくなる。世界観に浸れて満足。
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