商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/07/12 |
JAN | 9784480429490 |
- 書籍
- 文庫
ピカルディの薔薇
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ピカルディの薔薇
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商品レビュー
3.6
22件のお客様レビュー
今回も怪奇現象に絡まれる猿渡さんが目白押しです。ただ伯爵との絡みが少ない。個人的に前作の方が好きだな。
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- ネタバレ
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ふわふわと、狡い。そんな印象。 猿渡という人物が、どこまでも実体が掴めず、いわゆる読者の「興味」を満たしているとは言えないのに、この満足感。 小説として巧緻の極みで、ああ、物語を楽しむと同時に、小説を読む悦びも与えられていると実感。 乾いているようで、しっとりとしたエロス。 油断ならない男だな、猿渡クンも作者も。 表題作、ハンス・ベルメールの人形が生きて出現したとしか思えない存在感(男の子だけど)。 「新京異聞」、どこに連れて行かれたのかと。 時代も国も超え、猿渡クンと伯爵に会えるとホッとする。
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幽明志怪シリーズこと、猿渡シリーズの続巻。時間軸や時によっては次元もいったり来たり。相も変わらず不思議なものばかり引き寄せている。 文体に嫌みがなく、わざとらしさがなく、しかしながら作り込まれているようで、かなり好み。ストーリーも、わかったようなわからないような、不思議な後味。す...
幽明志怪シリーズこと、猿渡シリーズの続巻。時間軸や時によっては次元もいったり来たり。相も変わらず不思議なものばかり引き寄せている。 文体に嫌みがなく、わざとらしさがなく、しかしながら作り込まれているようで、かなり好み。ストーリーも、わかったようなわからないような、不思議な後味。すーっと読めるのに、パンチは聞いており…ようは、面白かった。
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