- 新品
- 書籍
- 文庫
- 1225-01-05
銃 河出文庫
693円
獲得ポイント6P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2012/07/06 |
| JAN | 9784309411668 |
- 書籍
- 文庫
銃
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
銃
¥693
在庫なし
商品レビュー
3.7
320件のお客様レビュー
この方の、ひとつの物事に対しての、丁寧な、詳細な心理描写が好きで、デビュー作との事で、読んでみました。拳銃で人を撃つことをやめ、生活が良い方向に向かって行った矢先、最後の何ページかの展開が早く衝撃的でした。 『火』という短編小説。難しかった。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある日銃を拾った西川。 やらかすなよ…!と思いながら読み進める。 西川には自分の意識から自分を切り離しているような印象を覚える。その場の環境や状況で求められていることをしたり、相手にそう思わせたりすることで適応はできているんだけど、それでも何か違うところがあるって分かる感覚。だから義理の両親や危篤の父親とのシーンでも取り繕うことができるんだろうね。 でもそれが銃を拾った日からどんどんボロが出てくるようになってしまった。銃を拾ったことによる変化なのか、銃を持っている優越感からなのか… と思っていたら、ネ、ネコちゃーん!!!なんてことを!! 遂に西川の衝動が露呈し出したよ、しかもすぐにポリスメンに特定されるおまけ付き その後の隣人を殺そうと試みるシーンは西川の緊張がこちらにも伝わってくる。心臓をバクバクさせながら読んでいた 結果的に銃を手放す決意もしたし、生きることに前向きになれたのに最後の最後で… 銃は人を殺すための道具だというのなら、結局殺人を選んだのは西川ってことになる。西川の中に人を殺すという意思があって銃がそれを実現させた結果なのだろうか。 人間は元々人を殺すことに戸惑いがないのかもしれない。実現する手段がなく、教育とルールによって無いもののように扱われているだけで、手段があれば、一つ違えば、私たちは躊躇いもなく隣人を殺している世界があるのかも。 う〜ん、これは性悪説ですわ
Posted by 
退屈の対価としての暴力 『銃』が暴く剥き出しの衝動 「リアル=退屈」という主人公の感覚には、どこか切実な共感を覚えます。ただ、拳銃以外に楽しみがないと世界を狭め、破滅的な対象に固執する姿は痛々しいものでした。実際には心を満たす方法は他にもたくさんあるはずなのに。 読んでいて特...
退屈の対価としての暴力 『銃』が暴く剥き出しの衝動 「リアル=退屈」という主人公の感覚には、どこか切実な共感を覚えます。ただ、拳銃以外に楽しみがないと世界を狭め、破滅的な対象に固執する姿は痛々しいものでした。実際には心を満たす方法は他にもたくさんあるはずなのに。 読んでいて特に苦しかったのは、警察の対応です。執拗に追い詰めてくるその追及の仕方がどうにも苦手で、強い苛立ちを感じました。 「使わない」と心に決めていたはずが、銃という悪魔のような存在に精神を操られ、抗うことができなくなる。女の人には向けた銃口を、最後には男に向けて引き金を引いてしまった。もはや彼は人間としての制御を失い、完全に銃の言いなりになってしまったのだと絶望的な気分になります。 都合よく自殺を図る結末も、どこか欺瞞に満ちているように感じました。すでに人間らしさを剥奪され、引き返せない場所まで堕ちてしまった彼には、もう何の救いもないのだと強く感じさせられる一冊でした。 【併録作『火』について】 本作に収録されている『火』についても言えることですが、中村文則さんの作品には、犯罪に手を染めることで主人公の視野が極端に狭まっていく過程が共通して描かれています。何かを犯すたびに世界がどんどん小さく、逃げ場のない場所へと収束していく様子は、読んでいて非常に息が詰まる思いでした。
Posted by 
