1,800円以上の注文で送料無料
銃 河出文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-05

銃 河出文庫

中村文則【著】

追加する に追加する

銃 河出文庫

693

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2012/07/06
JAN 9784309411668

¥693

商品レビュー

3.7

320件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/07/12

この方の、ひとつの物事に対しての、丁寧な、詳細な心理描写が好きで、デビュー作との事で、読んでみました。拳銃で人を撃つことをやめ、生活が良い方向に向かって行った矢先、最後の何ページかの展開が早く衝撃的でした。 『火』という短編小説。難しかった。

Posted by ブクログ

2026/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある日銃を拾った西川。 やらかすなよ…!と思いながら読み進める。 西川には自分の意識から自分を切り離しているような印象を覚える。その場の環境や状況で求められていることをしたり、相手にそう思わせたりすることで適応はできているんだけど、それでも何か違うところがあるって分かる感覚。だから義理の両親や危篤の父親とのシーンでも取り繕うことができるんだろうね。 でもそれが銃を拾った日からどんどんボロが出てくるようになってしまった。銃を拾ったことによる変化なのか、銃を持っている優越感からなのか… と思っていたら、ネ、ネコちゃーん!!!なんてことを!! 遂に西川の衝動が露呈し出したよ、しかもすぐにポリスメンに特定されるおまけ付き その後の隣人を殺そうと試みるシーンは西川の緊張がこちらにも伝わってくる。心臓をバクバクさせながら読んでいた 結果的に銃を手放す決意もしたし、生きることに前向きになれたのに最後の最後で… 銃は人を殺すための道具だというのなら、結局殺人を選んだのは西川ってことになる。西川の中に人を殺すという意思があって銃がそれを実現させた結果なのだろうか。 人間は元々人を殺すことに戸惑いがないのかもしれない。実現する手段がなく、教育とルールによって無いもののように扱われているだけで、手段があれば、一つ違えば、私たちは躊躇いもなく隣人を殺している世界があるのかも。 う〜ん、これは性悪説ですわ

Posted by ブクログ

2026/07/03

退屈の対価としての暴力 『銃』が暴く剥き出しの衝動 「リアル=退屈」という主人公の感覚には、どこか切実な共感を覚えます。ただ、拳銃以外に楽しみがないと世界を狭め、破滅的な対象に固執する姿は痛々しいものでした。実際には心を満たす方法は他にもたくさんあるはずなのに。 読んでいて特...

退屈の対価としての暴力 『銃』が暴く剥き出しの衝動 「リアル=退屈」という主人公の感覚には、どこか切実な共感を覚えます。ただ、拳銃以外に楽しみがないと世界を狭め、破滅的な対象に固執する姿は痛々しいものでした。実際には心を満たす方法は他にもたくさんあるはずなのに。 読んでいて特に苦しかったのは、警察の対応です。執拗に追い詰めてくるその追及の仕方がどうにも苦手で、強い苛立ちを感じました。 「使わない」と心に決めていたはずが、銃という悪魔のような存在に精神を操られ、抗うことができなくなる。女の人には向けた銃口を、最後には男に向けて引き金を引いてしまった。もはや彼は人間としての制御を失い、完全に銃の言いなりになってしまったのだと絶望的な気分になります。 都合よく自殺を図る結末も、どこか欺瞞に満ちているように感じました。すでに人間らしさを剥奪され、引き返せない場所まで堕ちてしまった彼には、もう何の救いもないのだと強く感じさせられる一冊でした。 【併録作『火』について】 本作に収録されている『火』についても言えることですが、中村文則さんの作品には、犯罪に手を染めることで主人公の視野が極端に狭まっていく過程が共通して描かれています。何かを犯すたびに世界がどんどん小さく、逃げ場のない場所へと収束していく様子は、読んでいて非常に息が詰まる思いでした。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました