商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 飛鳥新社 |
発売年月日 | 2012/06/25 |
JAN | 9784864101776 |
- 書籍
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パンセ抄 パスカル
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パンセ抄 パスカル
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
『パンセ』は、晩年のブレーズ・パスカルが書き綴った断片的なノートを、パスカルの死後に遺族と関係者が編纂して1670年に刊行したもの。全訳は中公文庫版で644頁の大部であるが、本書はその前半から抜粋・翻訳された抄本である。尚、パンセとは、フランス語で「思想」の意である。 パスカルは...
『パンセ』は、晩年のブレーズ・パスカルが書き綴った断片的なノートを、パスカルの死後に遺族と関係者が編纂して1670年に刊行したもの。全訳は中公文庫版で644頁の大部であるが、本書はその前半から抜粋・翻訳された抄本である。尚、パンセとは、フランス語で「思想」の意である。 パスカルは、思想家であると同時に科学者であり、気圧の単位・ヘクトパスカルにその名を残しているが、パスカルが生きた中世ヨーロッパでは、科学が著しく進歩し、人間の理性こそ万能だという思想が急速に広まっていたが、そうした思想に危うさを感じたパスカルは、日々自分の考えをノートに書き留めていたのだという。 『パンセ』には、「人間は考える葦である」(断章347)、「クレオパトラの鼻。それがもう少し低かったら、地球の表面はすっかり変わっていただろう」(断章162)などの有名な箴言があるが、その他にも優れたものが少なくない。 断章253「二つの行き過ぎ。理性を排除すること、理性しか認めないこと」 断章267「理性の最後の行動は、理性を超えるものが無限に存在するのを認めることである。理性はそのことを知るところまで行かないかぎり、じつに弱いものである」 断章301「なぜ人は多数派に従うのか?多数派がより正しいからなのか?否、より強力だからである。なぜ人は昔からある法律や昔からの考えに従うのか?それが最も健全であるからなのか?否、それらがそれぞれ一つしかなく、多様性の根をわたしたちから引き抜いてくれるからである」 断章346「考えることが人間の偉大さをつくる」 断章397「人間の偉大さというのは、人間が自らを惨めだと知っている点において非常に大きい。一本の樹木は自分が惨めだということを知らない。したがって、惨めだと知ることは惨めになることだが、自分が惨めだと知ることは偉大になるということなのである」 300年以上を経た今でも、心に留めたいフレーズが溢れている。 (2014年6月了)
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一度は読んでみたいと思っていて、これは簡単そうなバージョンだったため、購入。すぐ読み終えられた。 感想 特別にすっごいこと言っているかと言えば、そんな気もせず。でも、読んだ人みんな気になる部分は出てくるのかなと。個人的には、気晴らしの話しが気になった。 カバーに書いてあるパスカル...
一度は読んでみたいと思っていて、これは簡単そうなバージョンだったため、購入。すぐ読み終えられた。 感想 特別にすっごいこと言っているかと言えば、そんな気もせず。でも、読んだ人みんな気になる部分は出てくるのかなと。個人的には、気晴らしの話しが気になった。 カバーに書いてあるパスカルの経歴をみるに、このパンセよりも、別の数学?の仕事のほうが、相当偉大なのじゃないかと思ったり。数学詳しくないのでよくわからないが。。偉大な数学?の仕事があるからこそ、パンセは読まれてきたのかなあとか妄想したり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
パンセ抄の中で「褒められたい」というくだりが共感します。 この中でもぴったり的中なのがP105「あらゆる人は、それぞれに自慢ばかりしている。さらに哲学者たちも、称賛してくれる人が欲しい、また、そうした批判を書いている当人も、批判が的確だと褒められたいがために書くのだ。また、その批判を読んだ者も、それを読んだという誉れが欲しいのである。そして、これを書いているわたしですら、おそらくは、そうした願望を持っているだろう。また、これを読む人だって・・・・。(断章一五〇)」その通りである。パンセ抄は最初の頃はそれほどのものではなかった、読み返して行くとその素晴らしさが、まるで肉汁の様に湧き出てくるのである。
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