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ロウソクの科学 角川文庫
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ロウソクの科学 角川文庫

マイケルファラデー【著】, 三石巌【訳】

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ロウソクの科学 角川文庫

572

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/06/01
JAN 9784041002841

ロウソクの科学

¥572

商品レビュー

3.3

42件のお客様レビュー

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2024/10/29

子どもを喜ばせる工夫が随所に ファラデーが,今も続くイギリスの1861年のクリスマス講演の内容.ファラデーだが電磁気ではなく化学がテーマ.ローソクを手がかりに,酸素,二酸化炭素,水素,窒素,炭素といった物質の反応を示す実験を通じて,これらの性質を紹介している.また,新しいことを...

子どもを喜ばせる工夫が随所に ファラデーが,今も続くイギリスの1861年のクリスマス講演の内容.ファラデーだが電磁気ではなく化学がテーマ.ローソクを手がかりに,酸素,二酸化炭素,水素,窒素,炭素といった物質の反応を示す実験を通じて,これらの性質を紹介している.また,新しいことを観察したら,それがどうして起きるのかを考え疑問に思うという,科学的姿勢を子どもたち伝えたいというのが表れている. ただ漠然とした講演ではなく,子どもを喜ばせる工夫が随所にあることに気付かされる.圧力をかけて容器を壊したり,水素や金属に火を付けて爆発させているが,爆発大好きな子どもにはウけたことだろう.化学物質も,当時からすれば100年前ぐらいにその原理が分かったものなので,今からすれば相対性理論や量子力学を取り上げているようなもので,かなり攻めた内容と思う.それでも,いろいろと実験を工夫して,子どもたちに興味をもってもらえるようにしているのは,子どもが好きなんだろうなと思える.

Posted by ブクログ

2024/10/05

1861年末のクリスマス休暇、ロンドンの王立研究所で催された6回の講演の記録 当時最先端の科学について、ロウソクの燃焼という身近で親しみやすくかつ直感的に分かりやすい現象に置き換えながら説明することで、受講者の理解を段階的に深めていく手法が素晴らしい 老いてもなお衰えるこ...

1861年末のクリスマス休暇、ロンドンの王立研究所で催された6回の講演の記録 当時最先端の科学について、ロウソクの燃焼という身近で親しみやすくかつ直感的に分かりやすい現象に置き換えながら説明することで、受講者の理解を段階的に深めていく手法が素晴らしい 老いてもなお衰えることのない知的好奇心や、科学を自然現象から連続した事象であると捉える視点など、ファラデー自身から学ぶことも多い 初版発行が1962年ということで文体が硬く挿絵も古いうえ補足情報も少ないため、ある程度科学の知識がある人ではないと理解が難しいかもしれない 2020年を過ぎた現在でも新訳版や子供向けの翻案が多数出版されているようなので、そちらを読んだ方が深く理解できると思う

Posted by ブクログ

2024/09/29

化学の実験を一般の人に見せながら講演しているものを書籍化。化学の知識を持っていれば理解はできる。図がないと分からんところは多い。想像して読み進める。歴史的にも著名な科学者の一般講演を聴いたという気分にさせてくれる。あまり勉強にはならないけど、語り口調は興味深く、時代を感じさせる。...

化学の実験を一般の人に見せながら講演しているものを書籍化。化学の知識を持っていれば理解はできる。図がないと分からんところは多い。想像して読み進める。歴史的にも著名な科学者の一般講演を聴いたという気分にさせてくれる。あまり勉強にはならないけど、語り口調は興味深く、時代を感じさせる。古典化学読み物といったところか。

Posted by ブクログ

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