商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2012/06/26 |
| JAN | 9784087468427 |
- 書籍
- 文庫
彼方の声
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
彼方の声
¥550
在庫なし
商品レビュー
3.8
52件のお客様レビュー
勝利inオーストラリア編第2部。 少しづつ、環境に馴染んできた頃、仕事先の先輩の妹が現れてーーー 癒えない傷も、時間がやさしく癒してくれる。 そして変化しているのは勝利だけではなく、日本にいる人々も。 「生」と「死」という普遍的かつ重々しいテーマにも村山先生が作家魂をかけて臨...
勝利inオーストラリア編第2部。 少しづつ、環境に馴染んできた頃、仕事先の先輩の妹が現れてーーー 癒えない傷も、時間がやさしく癒してくれる。 そして変化しているのは勝利だけではなく、日本にいる人々も。 「生」と「死」という普遍的かつ重々しいテーマにも村山先生が作家魂をかけて臨んでいる、そんな巻でもあります。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オーストラリア編。 傷を負った勝利が現地の人との関わりで少しずつ人間らしさを取り戻しつつも、丈からの手紙に心をえぐられ、かれんからの電話で涙が止まらなくなる。 再読である程度内容は覚えているもののここからどう展開したのか思い出せずすでに新作を読んでるような感じ。もうすぐ完結だけどどうなるんだろう
Posted by 
どんな言葉も、誰に言われたかによって、掛け算のように強さが増して迫ってくる。大したことない仕草だって、足したことない筈なのに。 アレックスとかれんの似ているところ、真逆に思えるところ、勝利の反応が素直で(もちろん心の声がみられる我々のため)、どれほどの想いかが伝わってくる。 ...
どんな言葉も、誰に言われたかによって、掛け算のように強さが増して迫ってくる。大したことない仕草だって、足したことない筈なのに。 アレックスとかれんの似ているところ、真逆に思えるところ、勝利の反応が素直で(もちろん心の声がみられる我々のため)、どれほどの想いかが伝わってくる。 慣れない土地で慣れてきた頃、笑うたびに罪悪感が同時に、お前は笑顔になれる立場なのかと襲いかかってくる。これが本当の罪。太陽と影のように、地球の裏側にいったって振り切れない。振り切ることすら逃げてる恥だと自分を責めてしまう。 誰も自分を知らない土地というのは、これほどまで楽か。苦労を超える安堵が背伸びのように出てくる感覚。 時間という宝、若さは消耗品、失ってからわかる恋のような、若者にだって経験があるだろう。
Posted by 
