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学問ノススメ。 学校では教えてくれない達人の知恵
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2012/04/28 |
JAN | 9784198633882 |
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学問ノススメ。
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学問ノススメ。
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商品レビュー
3.5
15件のお客様レビュー
(2012/5/24) まずはこの本の内容を目次ベースで見ていただきましょう。 生まれながらに持つ好奇の本能、「学ぶ」意欲は自然に続く 立花隆 述 6-17 メディアのミスリードに踊らされない知性、強く生きるのに必要な感性を磨く 内田樹 述 18-31 世界的問題から個人的問...
(2012/5/24) まずはこの本の内容を目次ベースで見ていただきましょう。 生まれながらに持つ好奇の本能、「学ぶ」意欲は自然に続く 立花隆 述 6-17 メディアのミスリードに踊らされない知性、強く生きるのに必要な感性を磨く 内田樹 述 18-31 世界的問題から個人的問題まで、数学の“考える”が解決へと導く 秋山仁 述 32-45 個人的な価値の基準が人を支え、学ぶことが世界を豊かにする 福岡伸一 述 46-57 「当たり前」を疑う哲学の精神があらゆるものを新鮮に見せる 土屋賢二 述 58-68 失敗してもやりつづけることが何かを生み出し、変える力になる 山本一力 述 69-81 探偵術で資料を読みこみ推理して真実を探り新しい日本をみつける 半藤一利 述 82-94 旅と翻訳からみつけた外からの視点。外に目を向ければ新発見が待っている 柴田元幸 述 95-107 多言語をまたぐ翻訳作業が日本人の読む、書く、考える力を洗練させる 鴻巣友季子 述 108-120 ゴミ山の子どもたちから学んだ教育学で自立した人生を送る 西原理恵子 述 121-131 「お前はそのままでいい」という師の言葉に勇気づけられ生きてきた 篠原勝之 述 132-144 人間とはどういうものか、時代とメディアを渡り歩いて見えたもの 山田太一 述 145-154 自分の中に見出した「好き」なこと。追求し尽くせない奥深さがある 山下洋輔 述 155-166 こだわらない、しがみつかない生き方が心にゆとりを生む 香山リカ 述 167-175 災害や時代の流れに負けず、日本政府と日本人は今を変える選択を 養老孟司 述 176-188 震災に負けないで壁を乗り越え、世界から「さすが」と言われる日本に 鎌田實 述 189-201 60年の平和を維持してきたのは日本独特の無常観と死生観 山折哲雄 述 202-215 ひとつの考えに安定しないで揺らぐ「無常」が、固定した思考を変革する 玄侑宗久 述 216-228 アートという表現力を活かして言葉を超えたものを描いていく 横尾忠則 述 229-239 自分の中のおもしろいものを演劇という表現の世界から探し出す 鴻上尚史 述 240-251 過去の成功を捨てる覚悟を持って地域のブランド化で日本を再生 姜尚中 述 252-262 すごいでしょ。 これ、FM放送(JAPAN FM NETWORK 関東はTOKYOFM)で毎週放送されてる「ラジオ版学問ノススメ」。 http://www.jfn.co.jp/susume/ 私はラジオを聴くタイミングはないので、podcastをダウンロードして毎週聴いてる。 その一部が本になった。 概ね1時間くらいの放送、podcast。MP3で倍速で聴いてるので30分。 つまり毎週聴いてる内容を改めて活字で見たはず、だったのだけど、 ほとんど覚えていない。 新鮮。 しかもスーッと入る。 知識人と呼ばれる人たちの考え方。 そこで思う。 この人たちの考え方、いわゆる官報複合体が押し付ける情報、ものの考え方とちょっと違う。 いや、大いに違う。 記者クラブメディア(TV、新聞)の報じ方には素直に受け入れられないものが散見されるが、 この本を読んでいて、「そりゃ違うぜ」というものはほとんどなかった。 podcastを聴いているときは時折違和感のある意見もあったが、本にするときはそぎ落としている、 そういうところもあるのだろうが、とにかくすっと入る。 ここに、ラジオというメディアの可能性を感じる。JFNだけでなく、TBSラジオ、文化放送、最近はニッポン放送も頑張ってる。 TBSはデイキャッチとディグ。文化放送は大竹まこと。ニッポン放送はそこまでいうか。 新聞と比べ、まっとうな意見が多い、と私は思う。 無論コメンテーターによっては「何言ってんだ」という人もいるが、おおむねわかる。ラジオ局の意思を感じるものが多い。 期待したい。
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350 ラジオ版学問のすすめってラジオがめっちゃ好きで何回も同じやつ聴いたりしてたやつの書籍化を読んだ。半藤一利さんの本読んでみたいと思った。 今になってみれば、ちょっと気取っていてキザっぽい気はしますが、数学の魅力はわかって もらえるのではないかと思います。真実は変わらない、...
350 ラジオ版学問のすすめってラジオがめっちゃ好きで何回も同じやつ聴いたりしてたやつの書籍化を読んだ。半藤一利さんの本読んでみたいと思った。 今になってみれば、ちょっと気取っていてキザっぽい気はしますが、数学の魅力はわかって もらえるのではないかと思います。真実は変わらない、真実でありつづける、かつ、永遠に残 る。たとえばシェフはおいしい料理をつくる。だけど、食べちゃうと忘れられてしまう。建築 家はりっぱな家を建てる。建築物を造る。でも、地震がきたら、なくなってしまうこともある。 ドストエフスキーもトルストイもすばらしい文学を書く。だけどその中の真理は何千年つづく だろうか。 しかし、数学の定理という真実は、3000年たとうと5000年たとうと、「もうその定 古い」と言う人がいても、証明されたことは覆えされない。多数決で覆される いけれど永遠につづく、ものすごい真実なんです。そこには美があります。数学の定理 あるとき、若い読者から「どうして勉強しなければいけないのですか」という質問を受けま した。いくら三角関数や微分・積分を勉強しても、日常生活には役に立たないじゃないですか というわけです。しかし実は、そこに学ぶということの一番大事な側面があると思うのです。 に私たちは数学や理科を学ばなくても生きていけます。ただ、学ばずに生 憶覚などの五感だけを頼りに世界を見ることになります。それは実は、世界をゆ 見ていることになるのです。私たちは視覚でものを見るときに、見たいものを見るだけですし、 しかもいろいろな方法で処理して見ているわけです。たとえば虹は7色といわれていますが、 本当は連続した色のスペクトルであって、民族によって虹が何色かはちがって見えているわけ です。虹は本当は7色ではないということを学ばないと、私たちは本質をゆがめて見ているこ とに気がつかないのです。 微分・積分ができたのは1600年代ですが、 も1600年の初めころで、顕微鏡ができて初めてミクロの世界を見ることができるようし ったのも1600年代です。それと同じころに、世界は絶え間なく動いているので、その動き を止めることができたら世界のすべてを記述できるのではないかと考えた人がいるのです。そ こで考えだされたのが微分・積分という方法です。だから、微分・積分の公式などは本当はど うでもよくて、微分・積分を学ぶことは、それがどのよう世界を記述しようとしているのか、 そういう形で世界を記述したいと思った当時の人々の思いや考え方を学ぶことなのです。 自分が持っている五感だけで世界を見るのは、小さなツボの中に入って、その壁に開けた5 つの穴から見ているようなものです。世界は本当に絶え間なく動いていて豊かなものなので、 学ぶことによっていろいろな見方を獲得しなければ、私たちは世界を豊かなものとして見るこ とができないのです。それが学ぶことの本質だと思います。 歴史を自分なりに解釈していくと、歴史はとってもおもしろく見えてきます。歴史とは人間 を見ることであって、年号を覚えることではありません。日本人がこれまでどのような生き方 をしてきたのか、どんな考え方をしてきたのかということが歴史のなかから見えてくる。そう すると、新しい日本人を発見することもあって、歴史がどんどんおもしろくなってくる。私た ちのなかにはそういう人がいる、そういう生き方ができるんだということにもなっていきます からね。 るべく案内人はいないほうがいいし、目的は持たないほうがいいと男 にかく僕は説教くさいことは一切言わないようにしていますが、ひとつだけ言うなら、「なる べく目的を持つな」ということ。目的を持つと、そのこと以外はどうしても見なくなる。探す 本があって本屋へ行くとほかの本を見なくなるのと同じです。漫然と行くほうがいいんですよ。 たとえば「留学するならきちんと目的を持って行かないといけません」みたいなことをほかの 先生に言われても、「とりあえずそう言ってるだけだから、聞き流していい」と僕は学生に言 います。もちろん、これがやりたい、と本気で思えればいいんですよ。でも、本当にやりたい こともないのに、目的だけ設定して自分を閉じてしまうより、自分を開いておいたほうがいい と思うのです。屁理屈なんだけど、目的は実は手段に過ぎないというか、手段のほうが目的だ、 くらいに考えたほうが、いろいろな発見があるんじゃないかと思います。
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【ノート】 ・Podcastで愛聴している「学問ノススメ」を本にまとめたもの。毎回40〜1時間程度の番組内容をコンパクトにまとめてあると思うが、やはり番組で生の声を聞くのが一番だと思った。 ・この番組では、パーソナリティーの蒲田さんがゲストをどう気持よくして、リラックスした話を...
【ノート】 ・Podcastで愛聴している「学問ノススメ」を本にまとめたもの。毎回40〜1時間程度の番組内容をコンパクトにまとめてあると思うが、やはり番組で生の声を聞くのが一番だと思った。 ・この番組では、パーソナリティーの蒲田さんがゲストをどう気持よくして、リラックスした話を引き出すかというのも聴きどころの一つ。松岡正剛さんまでもがその術中(?)にはまるのだから、なかなかのものだ。
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