商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/04/23 |
JAN | 9784063766295 |
- コミック
- 講談社
チェーザレ 破壊の創造者(9)
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チェーザレ 破壊の創造者(9)
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商品レビュー
4
22件のお客様レビュー
チェーザレの推挙でジョヴァンニの側近になるアンジェロ。ジョヴァンニはじきメディチ枢機卿に。チェーザレとジョヴァンニがいよいよ表舞台に出ていく。
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- ネタバレ
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アンジェロとミケランジェロが知り合いだったとはね~。 そして、アンジェロはジョヴァンニの側近に。 しかし、物語はどこで終着になるのやら。 教皇とロレンツォ、どちらが先にみまかるか? 歴史の焦点がそこに執着していく。 どんなになにかを整備して用意していても、一人の人間のカリスマ性になり代われるものではないよな。
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借りたもの。 イタリア半島情勢、歴史の転換期である1492年がはじまる。 同時に、チェーザレやアンジェロ達がその情勢・政治的駆け引きに直接関わってゆく――大人になってゆく――大きな節目の時でもあった。 長くイタリア半島の均衡を保っていた三国同盟の破綻……教皇領とナポリ王国が同盟...
借りたもの。 イタリア半島情勢、歴史の転換期である1492年がはじまる。 同時に、チェーザレやアンジェロ達がその情勢・政治的駆け引きに直接関わってゆく――大人になってゆく――大きな節目の時でもあった。 長くイタリア半島の均衡を保っていた三国同盟の破綻……教皇領とナポリ王国が同盟を結ぶ。 それまでのミラノやヴェネツィアと対立する形になる事、地政学的に包囲された形になるフィレンツェは危機感を募らせる。 そうした情勢の変化で軍備に金をつぎ込まざるを得なくなり、レオナルドの騎馬像が頓挫してしまう。(原型はこの後起こった戦争でフランス軍の弓の的にされちゃう…) 美術好きとしてはあないみじ。 チェーザレが聖職者としての巧みな話術を見せる。 それでオルシーノ・オルシーニの憂いが少しでも軽減できれば…と思うが、その悲しみを受け止めるに留まっている気がする。 チェーザレは自身が聖と俗の矛盾構造をはらんでいる事を内省する。 “権力と金――これに執着した時 聖人は俗人となるのです”を反芻し、この解決はあるのかと…… それは当時の教皇庁が“領主”としての性質をはらんでしまっている(世俗)ために起こっているのだが……そして本来、キリストは「貧しくとも正しく(幸せ)であれ」と言ったはずなのに、「貧しいことが正(幸い)である」とはき違えられたことも一因である。……世界的に一次産業が大半を占めているという理由もあるけれど。(まだお金を稼ぐ手段が少ない、教養が万民に行き渡っていない) サヴォナローラの偏った正論は、商業都市で発展しているフィレンツェでも諸問題があり、「これで良いのだろうか?」という思いに訴えかけてしまっている。 …カルトの手法だ。 ロレンツォの憂い。 ローマの有力貴族オルシーニ家の妻の影響を受けた長子・愚かなピエロ。血統主義の妄信で政治手腕が無い――貴族社会での陰謀や裏切りは顕著で信用に足らない。商家は庶民の支持によって支えられている事実への無理解――ことを危惧している。 そんな中で、今までちょっと頼りなさげなジョヴァンニが少しずつ大人になっていくようでこれからの展開が気になる。…将来、レオ10世になるのだから。 チェーザレらが最初期に比べ大人っぽい顔つきになっている点でも、成長を感じてしまう。 冒頭のミゲルがアンジェロの祖父ジョルジオの工房訪問が微笑ましい。なんて懐が深いおじいちゃんなんだ……!アンジェロがああいう正確になったのも納得の暖かい家。 アンジェロ、ミケランジェロと知り合いだったんだ…!石工の天使と彫刻家の天使ミカエルという、クスッとさせられる設定。
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