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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2012/03/19 |
JAN | 9784562047840 |
- 書籍
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ケーキの歴史物語
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ケーキの歴史物語
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商品レビュー
3.5
16件のお客様レビュー
六花文庫で目に止まって読んだ本。食の歴史には関心ありつつもお菓子についてはこれまであまり考えたことがなかった。が、お菓子、特にケーキは「特別」を演出するものでありその背景にある文化の歴史は面白い。 序章に書かれている「ケーキとは概念なのだ」という言葉が印象的だった。 その概念...
六花文庫で目に止まって読んだ本。食の歴史には関心ありつつもお菓子についてはこれまであまり考えたことがなかった。が、お菓子、特にケーキは「特別」を演出するものでありその背景にある文化の歴史は面白い。 序章に書かれている「ケーキとは概念なのだ」という言葉が印象的だった。 その概念の歴史をサクッと学べます。宮廷貴族文化が栄えていたフランスでは専門の職人である(基本的には男性の)パティシエが作るものだったのに対して、フランスに比べれば貴族文化が強くなく新興勢力の強かったイギリスでは家庭で母が作るものであった、というような国ごとの文脈もケーキという側面から見直してみるとなるほど、と感じる部分も多く楽しかった。
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イギリスとフランスを軸にした各国のケーキに関する歴史とその結果生まれたケーキの比較。ケーキの定義が時代とともに移り変わっている点やいわゆる象徴としてのケーキを細かく説明してくれたのは楽しかった。 最後のレシピが一番興味深く読めた。
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ケーキという不可思議な食べ物について、どうやって生まれ、人々の間で認識されるようになったのか、研究者の観点から考察が加えられている。 *ケーキは、食べ物としての、実際的な位置よりも、象徴的な意味合いのほうが強い。ケーキが食べれるということよりも、ケーキがそこに存在し、華やかにあ...
ケーキという不可思議な食べ物について、どうやって生まれ、人々の間で認識されるようになったのか、研究者の観点から考察が加えられている。 *ケーキは、食べ物としての、実際的な位置よりも、象徴的な意味合いのほうが強い。ケーキが食べれるということよりも、ケーキがそこに存在し、華やかにあることが空間的にとても大切である *ベーキングパウダーの誕生によって、今のような、ふんわりとしたケーキが作れるようになった。それまでは、撹拌作業が無茶苦茶大変だった *ケーキとは、その作る過程に情緒が含まれている。だから、最初、水を加えるだけの簡単なケーキミックスはアメリカでヒットしなかった。しかし、卵を加える工程をプラスしたことによって、人気を博し、広まるようになったと言われている *四角いケーキはこわれやすい *クリスマスケーキも19世紀になってから誕生した概念 *ウェデングケーキも、18世紀にかけて現れた。その誕生より、だんだんと派手になっていく ・最初のケーキを共同作業として入刀するのは、硬すぎて刃が入らなかったからである
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