商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2012/03/23 |
JAN | 9784122056145 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
4.2
226件のお客様レビュー
「とんび」も好きだったがこちらも素晴らしい内容だった。 やはり家族を描かせたら重松清。 とんびと同じく、妻を亡くしたシングルファザーの話だけど、こちらは子供が女の子。 女の子を男で一つで育て上げるというのは想像を絶するものがあると思う。 主人公の亡き妻への愛、残された子供への主人...
「とんび」も好きだったがこちらも素晴らしい内容だった。 やはり家族を描かせたら重松清。 とんびと同じく、妻を亡くしたシングルファザーの話だけど、こちらは子供が女の子。 女の子を男で一つで育て上げるというのは想像を絶するものがあると思う。 主人公の亡き妻への愛、残された子供への主人公以外の親戚たちからの愛。 子供だけではなく、主人公もまた亡き妻の家族から愛されている。 そして、義父も自らの姿で孫への命の尊さを教えていく。 こうして自分も様々な人に育ててもらったのかなとしみじみと感じた。 亡き妻の小学生時代の話を同窓会の時に同級生から聞かせてもらうエピソードには泣いた。 確かに、自分の親も妻も知らない自分を知っている人って、たくさんいるんだけど生涯の中でその人と会うことって絶対に無いよな、、、と。 田舎の家族に会いたくなる、心温まる話でした。
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辛い思い出に触れるたびに優しくなって、生きることに一生懸命になっていける。 人生の悲しみとか辛さとかを受け入れて、再出発するお話、温かいぬくもりがお話全体を包み込んでいました。
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重松清さんの本、どれを読んでもぐっときてます。永遠の不在について書かれてるということで、ずっと切なさが根底にあるけど、出会う人達がみんな素敵で救われます。
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