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ステップ 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2012/03/23 |
| JAN | 9784122056145 |

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商品レビュー
4.2
258件のお客様レビュー
結婚3年目で妻を亡くし、残された娘と2人で歩む物語。泣ける本と聞いて手に取ったが、結構グサリと胸を刺される箇所の方が多かった気もする。 人生に正解はない。仕事優先か、子供が大事か。女の子にはママが必要か、父親だけで子育ては無理なのか。頼っていいのか甘えてはいけないのか。多数の...
結婚3年目で妻を亡くし、残された娘と2人で歩む物語。泣ける本と聞いて手に取ったが、結構グサリと胸を刺される箇所の方が多かった気もする。 人生に正解はない。仕事優先か、子供が大事か。女の子にはママが必要か、父親だけで子育ては無理なのか。頼っていいのか甘えてはいけないのか。多数のために少数を犠牲にしてもいいか。理屈から言って、冷静に考えて、割り切って……。 正解がないのは、僕らが一人ひとり違う存在だからだ。30代男、妻と死別、1歳半の娘。それらは情報であって、存在ではない。属性が同じでも、存在は固有だ。だから正しい答えは存在しない。 だが、答えが出なくても現実は待ってくれない。クリスマスも母の日も容赦なくやって来る。子供はどんどん大きくなる。自分で選んだ人生、選びたかった人生、選ばざるを得なかった人生。何が自己責任だ。 この小説が胸に迫ってくるのは、存在に背を向ける現実をみんな経験しているからだ。パソコンやスマホの画面から見える現実は、存在ではない。でもそれと同じ解像度で、友達や上司や両親のことも見ていないか。むしろ、正解がないなら個別の存在なんか無視して、答えが同じになるように、ひとつになるように行動することが正しいと思い込んでいないか。 小説なんて読んで何の役に立つの? たしかに、フィクションは現実の参考にはならない。でもデータに回収されない物語の中に、僕たちはある存在を見つける。それは虚構ではあっても無二の存在だ。1人の命より5人の命が重いって、どうしてそう言える? 僕らの存在は、君たちが扱っているような数字や論理じゃない。
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子供の成長、親の感情が丁寧に描かれていて、共感できる物語でした。特に「ケロ先生」と「バトン」の話が良かったです。贅沢を言えば、誕生日や命日など特別な一日を過ごす父娘の話も読みたかったです。 読後、山田孝之さん主演で映画化されていることを知りました。私の中では松下洸平さんをイメー...
子供の成長、親の感情が丁寧に描かれていて、共感できる物語でした。特に「ケロ先生」と「バトン」の話が良かったです。贅沢を言えば、誕生日や命日など特別な一日を過ごす父娘の話も読みたかったです。 読後、山田孝之さん主演で映画化されていることを知りました。私の中では松下洸平さんをイメージしながら読んでいました。
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妻に先立たれたら生きていけないだろう。何なら後追いしちゃうかもと考えていた。子どもたちだけ残すわけにもいかないから一緒に。 もちろんそんな想像をしたあとに、そんな考えを打ち消すけど、もし本当にそうなったら強く生きていく自信がなかった。 残された家族の10年を読んで、仕事と育児の両...
妻に先立たれたら生きていけないだろう。何なら後追いしちゃうかもと考えていた。子どもたちだけ残すわけにもいかないから一緒に。 もちろんそんな想像をしたあとに、そんな考えを打ち消すけど、もし本当にそうなったら強く生きていく自信がなかった。 残された家族の10年を読んで、仕事と育児の両立の大変さや、周りでサポートしてくれる人の大切さ、娘の父の関係性の変化など、ぐっとくる場面がいくつもあった。義父とのやりとりや娘の成長には涙腺が崩壊した。 美紀は、優しい子に育ってくれたよ。
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