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キレイならいいのか ビューティ・バイアス 亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ
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キレイならいいのか ビューティ・バイアス 亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ

デボラ・L.ロード【著】, 栗原泉【訳】

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キレイならいいのか ビューティ・バイアス 亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ

2,530

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2012/02/24
JAN 9784750512037

キレイならいいのか

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商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

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2024/08/15

テレビでも話題の言葉「ルッキズム(外見至上主義・外見差別)」について。 いまやお笑い芸人やアイドルやモデルも「それルッキズムやないか」「この時代にルッキズムってどうなの?」と口にして、笑いまじりに"抵抗"する時代。 本の帯には「なぜスーザン・ボイルはストレ...

テレビでも話題の言葉「ルッキズム(外見至上主義・外見差別)」について。 いまやお笑い芸人やアイドルやモデルも「それルッキズムやないか」「この時代にルッキズムってどうなの?」と口にして、笑いまじりに"抵抗"する時代。 本の帯には「なぜスーザン・ボイルはストレス入院することになったのか?」とあります。 女性だからといって「メイクしなきゃいけない」というわけじゃない、女性だからといって「ハイヒールを履かなきゃいけない」というわけじゃない、 「もうそういう時代じゃないよね」 ようやく、そんなふうに言える時代になってきましたが、差別はたしかに存在していましたし、いまだにとらわれているひとはたくさんいます。長年のモヤモヤのときほぐしに。

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2024/05/21

第1章 些末なことが大事なこと―女たちが支払っている代償 第2章 容姿の重要性と、ひとをマネる代償 第3章 美の追求は割に合う? 第4章 際限のない批判合戦 第5章 外見で人を判断するな―不当な差別 第6章 新しく作るか、あるものを使うか―法の枠組み 第7章 改革に向けての戦略

Posted by ブクログ

2019/06/11

容姿、身だしなみ、体重に関する差別の禁止に関する本です。くわえて、容姿の審査はとくに女性に厳しくなされるというダブルスタンダードも重要な論点となっています。 容姿のよい人は結婚する機会にめぐまれ、収入も高く、良い人だと見なされやすいそうです。 こうした容姿に基づく偏見をなくして...

容姿、身だしなみ、体重に関する差別の禁止に関する本です。くわえて、容姿の審査はとくに女性に厳しくなされるというダブルスタンダードも重要な論点となっています。 容姿のよい人は結婚する機会にめぐまれ、収入も高く、良い人だと見なされやすいそうです。 こうした容姿に基づく偏見をなくしていこうと立法、社会運動の指針が提示されます。 ところで「容姿がよい」とはどのようなことを指しているのでしょうか。進化心理学のリサーチは各部位の左右対称性、若さ、高い身長などが魅力につながることを明らかにしています。これらはユニバーサルに観察されることです。 著者はこの点に触れつつも、ある文化圏ではふっくらした人が魅力的だとされ、別の文化圏ではほっそりした人が魅力的だとされることを例にあげ、美醜の判断もまた相対的だといって軽く流してしまいます。 たしかに体重ではそういう例もあるでしょうが、左右非対称で、老いていて、低い身長の容姿を高く評価する文化圏というのは存在するのでしょうか? わたしにはそうは思えません。この点を見て見ぬふりしているためその後の主張もあまり説得力を感じませんでした。 それに、あるものを「よい」と感じる機能が組み込まれているのには理由があるものです。若さをよく感じるのは妊娠できるからですし、高い身長はリソースの獲得とメイトガードの力に結び付いていますし、左右対称性は寄生虫耐性に相関しています。 これはわたしも昔読んで驚いたのですが、『消費資本主義』という本の著者(ジェフリー・ミラー先生)は顔の左右対称性がIQや寿命と相関しているという自身の研究を紹介していました。 つまり左右対称性からは寄生虫耐性以外のもろもろの好ましい点を推測できるかもしれないわけです。容姿に基づいた能力の評価–IQの高さが能力と結びついているのはだれもが認めるでしょう–にはそれなりの妥当性があるともいえるのです。 それに、なにも俳優やセクシー産業に従事するひと以外でも、容姿が成績に直結することはあるでしょう。よい容姿の力で営業が上手くいくというのはだれでも考え付くことですから。 こういったことはこの本では無視されていて、容姿と能力は無関係と切って捨ててしまっています。このことは残念に思いました。 とはいってもフェミニズム的な観点は新鮮でしたし、詐欺まがいの広告の規制や、性の二重基準的な労働規則に関する議論は説得的です。前者に関してはわたしには批評する能力はないのでここでは触れません。ぜひ読んでみてください。

Posted by ブクログ

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