1,800円以上の注文で送料無料

キレイならいいのか の商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/22

テレビでも話題の言葉「ルッキズム(外見至上主義・外見差別)」について。 いまやお笑い芸人やアイドルやモデルも「それルッキズムやないか」「この時代にルッキズムってどうなの?」と口にして、笑いまじりに"抵抗"する時代。 本の帯には「なぜスーザン・ボイルはストレ...

テレビでも話題の言葉「ルッキズム(外見至上主義・外見差別)」について。 いまやお笑い芸人やアイドルやモデルも「それルッキズムやないか」「この時代にルッキズムってどうなの?」と口にして、笑いまじりに"抵抗"する時代。 本の帯には「なぜスーザン・ボイルはストレス入院することになったのか?」とあります。 女性だからといって「メイクしなきゃいけない」というわけじゃない、女性だからといって「ハイヒールを履かなきゃいけない」というわけじゃない、 「もうそういう時代じゃないよね」 ようやく、そんなふうに言える時代になってきましたが、差別はたしかに存在していましたし、いまだにとらわれているひとはたくさんいます。長年のモヤモヤのときほぐしに。

Posted byブクログ

2024/05/21

第1章 些末なことが大事なこと―女たちが支払っている代償 第2章 容姿の重要性と、ひとをマネる代償 第3章 美の追求は割に合う? 第4章 際限のない批判合戦 第5章 外見で人を判断するな―不当な差別 第6章 新しく作るか、あるものを使うか―法の枠組み 第7章 改革に向けての戦略

Posted byブクログ

2019/06/11

容姿、身だしなみ、体重に関する差別の禁止に関する本です。くわえて、容姿の審査はとくに女性に厳しくなされるというダブルスタンダードも重要な論点となっています。 容姿のよい人は結婚する機会にめぐまれ、収入も高く、良い人だと見なされやすいそうです。 こうした容姿に基づく偏見をなくして...

容姿、身だしなみ、体重に関する差別の禁止に関する本です。くわえて、容姿の審査はとくに女性に厳しくなされるというダブルスタンダードも重要な論点となっています。 容姿のよい人は結婚する機会にめぐまれ、収入も高く、良い人だと見なされやすいそうです。 こうした容姿に基づく偏見をなくしていこうと立法、社会運動の指針が提示されます。 ところで「容姿がよい」とはどのようなことを指しているのでしょうか。進化心理学のリサーチは各部位の左右対称性、若さ、高い身長などが魅力につながることを明らかにしています。これらはユニバーサルに観察されることです。 著者はこの点に触れつつも、ある文化圏ではふっくらした人が魅力的だとされ、別の文化圏ではほっそりした人が魅力的だとされることを例にあげ、美醜の判断もまた相対的だといって軽く流してしまいます。 たしかに体重ではそういう例もあるでしょうが、左右非対称で、老いていて、低い身長の容姿を高く評価する文化圏というのは存在するのでしょうか? わたしにはそうは思えません。この点を見て見ぬふりしているためその後の主張もあまり説得力を感じませんでした。 それに、あるものを「よい」と感じる機能が組み込まれているのには理由があるものです。若さをよく感じるのは妊娠できるからですし、高い身長はリソースの獲得とメイトガードの力に結び付いていますし、左右対称性は寄生虫耐性に相関しています。 これはわたしも昔読んで驚いたのですが、『消費資本主義』という本の著者(ジェフリー・ミラー先生)は顔の左右対称性がIQや寿命と相関しているという自身の研究を紹介していました。 つまり左右対称性からは寄生虫耐性以外のもろもろの好ましい点を推測できるかもしれないわけです。容姿に基づいた能力の評価–IQの高さが能力と結びついているのはだれもが認めるでしょう–にはそれなりの妥当性があるともいえるのです。 それに、なにも俳優やセクシー産業に従事するひと以外でも、容姿が成績に直結することはあるでしょう。よい容姿の力で営業が上手くいくというのはだれでも考え付くことですから。 こういったことはこの本では無視されていて、容姿と能力は無関係と切って捨ててしまっています。このことは残念に思いました。 とはいってもフェミニズム的な観点は新鮮でしたし、詐欺まがいの広告の規制や、性の二重基準的な労働規則に関する議論は説得的です。前者に関してはわたしには批評する能力はないのでここでは触れません。ぜひ読んでみてください。

Posted byブクログ

2017/11/06

容姿に関して男性と女性はダブルスタンダードが適応される。ハイヒールは腰痛や足の生涯の原因になる。などの性差をめぐる議論。

Posted byブクログ

2016/03/05

この世界(社会)には明らかに、容姿による差別がある。 このテの問題を考える上で重要なのは、「弱いものイジメはよくない」的思考に囚われてしまうと、強者から弱者に至るピラミッド的な構造があって、その構造自体が問題なのだということに気が付きにくい、という点なんではないかと思った。 ...

この世界(社会)には明らかに、容姿による差別がある。 このテの問題を考える上で重要なのは、「弱いものイジメはよくない」的思考に囚われてしまうと、強者から弱者に至るピラミッド的な構造があって、その構造自体が問題なのだということに気が付きにくい、という点なんではないかと思った。 要するに、「美形な人は優遇され、不細工な人(失礼)は不遇な扱いを受けている」という現状があるからこそ、人は少しでも見た目をよくしたがるのだ、という話。であれば、議論は「不細工(度々失礼)の待遇をよくしろ!」という方向ではなくて、「この構造そのものをなんとかしろ!」になるべきなのではないかと。 興味深かったのは、「フェミニストの二重の敗北感」。自らが社会的に要請される理想の容姿に満たないことを恥じ、その恥の感情自体がフェミニストとしての規範的あり方に反することを恥じる、というメタ的構造になっている(余談だけれど、遙洋子に化粧の仕方を聞く女子大生は何を感じていたのだろう?)。これは多分、あらゆるところで目にする問題だ。 だけれども、この本は「なぜ、容姿が問題になるのか」には答えてはくれなかった。うーむ。

Posted byブクログ

2017/11/09

2015/12/18 容姿差別 比較的読み易く、面白かった 著者の書き方が押し付け系フェミニストではないので理解しやすかった

Posted byブクログ

2014/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルから「※ただしイケメンに限る」的な容姿の善し悪しが持つ影響の話かと思ったら、予想以上に深い話だった。 肌の色や性別による差別が良くないことはわかっても、容姿によってその人の中身まで決めつけてしまうことは否定できないし法規制までするべきか、と考えてしまう。一方で大多数がそう考えているからマイノリティが社会的圧力に同調するというのもまた肌の色や性別による差別と同じようで良くない気もする。 著者の意見に全面賛成というわけではないが、色々問題提起をさせられる内容。 ・男女間で見た目にかけるコストの期待値に大きな差がないか。 ・女性による美の追求は社会的圧力によるものか、自己実現の一環か。 ・身体的特徴を採用または昇進の条件に含むことは罪か。 例1:健康上問題のない中程度の肥満のフィットネスインストラクターを雇用しない。 例2:身長の低い消防士を採用しない。 例3:男性顧客が多いサービス業で美人を採用する。 ・性的特徴を強調する服装や、宗教的な身なりを止めさせる職務規定は禁止すべきか。 ・外部と接触しない職業における服飾規定は禁止すべきか。 ・上記をふまえた上で、容姿による差別を法律で規制すべきか。

Posted byブクログ

2013/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デボラ・L・ロード『キレイならいいのか』亜紀書房、読了。美の追求が健康を害することは稀ではない。本書は、女性の「美」の問題を取りあげる。過度な美容・ダイエットブームの背景には「躍らせる」構造の他に、生涯賃金等も連動する差別とも密接に連動。美の強制・矯正の前に手に取りたい一冊。 著者はフェミニズムの法律学者でスタンフォード大・女性とジェンダー研究所所長。本人は服装に無頓着だが、所長に就任するや否やファッション・チェックを受けるようになったという。女性の人生を左右する「容貌管理」の現在を報告する好著。 蛇足。「美」の問題は私的領域に密接にリンクしているから「批判」が難しい。私的をすると「野暮」や「モテない人間の僻み」といった脊髄反射。女性の政治参加や社会的地位の不平等だけでなく、私的な領域における不平等批判の困難を感じた。

Posted byブクログ

2012/12/12

美しくなる権利と美しくある義務。 現代は権利の方がクローズアップされているような気がするし、 男性も「美しく」の方向へ進んでいるように思う。 自分の在りたいよう居られれば、それが一番でしょうが。

Posted byブクログ

2012/09/30

容姿がもたらす不利益について、特に女性に顕著なバイアスについて。最終的には法律も含め、メディアも含め、そして世の中全体でこの問題を認知し、やってくしかないよね、という話。

Posted byブクログ