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日本一のローカル線をつくる たま駅長に学ぶ公共交通再生
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日本一のローカル線をつくる たま駅長に学ぶ公共交通再生

小嶋光信(著者)

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日本一のローカル線をつくる たま駅長に学ぶ公共交通再生

2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 2012/02/15
JAN 9784761512996

日本一のローカル線をつくる

¥2,090

商品レビュー

3.7

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2020/08/09

#日本一のローカル線をつくる: #たま駅長に学ぶ公共交通再生 読了。  両備グループ代表、小嶋光信氏の『公設民営』をキーワードとした、”地方”公共交通の再生をビジョンの提言とその実践を記した書。  表紙のユルさから「たま駅長」ネタをメインにした面白エピソードコラム程度に思って...

#日本一のローカル線をつくる: #たま駅長に学ぶ公共交通再生 読了。  両備グループ代表、小嶋光信氏の『公設民営』をキーワードとした、”地方”公共交通の再生をビジョンの提言とその実践を記した書。  表紙のユルさから「たま駅長」ネタをメインにした面白エピソードコラム程度に思っていたが、割と真面目な提言書であった。  経営者としてのの実践語りの部分にやはり自画自賛の匂いが強い側面は確かにあるが、地域公共交通の衰退の原因をマイカーに食われ、補助金依存となってしまった中小事業者のジレンマの説明は解りやすかった。  また民間のみで収益をあげられる大都市部に対し、マイカーを運転できない幼少高齢の交通弱者にとっては絶対無くすことのできない公共交通を再生、維持していくためのスキームとしての『公設民営』の考え方は、斬新と言うわけではないが整理され納得しやすい考え方だと思った。  実戦の各論として取り上げられたものの中で印象的だったのは広島東部を本拠にする「中国バス」の再生の件であった。  労使ともに補助金をアテにした企業体質は「頻繁なストによる定時運行不能状態」「外注頼みの高コストな維持費」「有責事故の多発」などが客離れを起こし、収益低下の悪循環が止まらない状態であったという部分は業界を知らない私にとっては読んでいて新鮮な驚きがあった。(再生については人的・知的資源のある大きな会社が取るであろうごくまっとうな手法であったので割愛)  本書が刊行されたのは2012年初頭であり、書かれている事柄の多くは90年代からゼロ年代についての事がメインである。学術的な公共交通や交通行政に明るくない私は、2020年現在において本書に記されている提言の妥当性がどれだけ維持されているかを明快に論じることはできないが、筆者の知見は長く岡山と岡山以外の公共交通を担ってきた者の知の結晶として、大いに学ぶところはあった。 ・・・・・・  で、余論だが、ふと思い出したのが、2018年にニュースを賑した『両備グループ路線バス廃止届提出』の件だったりする。 (その後県南4市長からの要請を受け、「問題提起」が出来たとして廃止届は取り下げ)  まあ、本書はあくまで経営者の私的ノウハウを披歴した「ビジネス本」の域を出るものではないし、その手の「立派な偉人の啓蒙」を受けたくてこの本を買ったわけでもない。単に自分の住む地域についての知見を増やしたいというシンプルな欲求を満たしかっただけなので「まあ、そんなもんよね」ぐらいに思っているのであった。  長らく積読であったけど、こういうのも含めて面白いと思った本であったよ。

Posted by ブクログ

2014/05/05

タイトルにつられて手に取ってみた本ですが、いい意味で期待を裏切られ、大変勉強になった本でした。 現在の法律では都市部の交通にしか恩恵がない理由、補助金の善し悪しの事等々、いろいろと考えさせられることが多かったです。

Posted by ブクログ

2014/01/30

高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784761512996

Posted by ブクログ

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