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銃・病原菌・鉄(上) 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 草思社文庫
1,210円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2012/02/03 |
JAN | 9784794218780 |
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銃・病原菌・鉄(上)
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銃・病原菌・鉄(上)
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商品レビュー
4.2
432件のお客様レビュー
ヒトに優劣は無かった
冒頭、以前から感じていた疑問が明確に提起されており驚きました。人間の性能や機能は基本的にどの大陸で生まれても変わりはないはずなのに、虐げるものと虐げられるものに分かれているその理由はなにかと。
それを追い掛けようとされる著者に頭が下がります。アジア系映画俳優が白人系...
冒頭、以前から感じていた疑問が明確に提起されており驚きました。人間の性能や機能は基本的にどの大陸で生まれても変わりはないはずなのに、虐げるものと虐げられるものに分かれているその理由はなにかと。
それを追い掛けようとされる著者に頭が下がります。アジア系映画俳優が白人系映画俳優に差別を受けるシーンも最近ありました。白人は遺伝的に優等だと誤認する人達には是非読んでもらいたいものです。
結局、ヒトは人種や民族による差は無く、適度な気温と雨と太陽があるところに、たまたま生産可能な植物があって、飼育可能な動物がいただけで、そこにたまたま生まれた人が「優れている」と思い込むこの愚かさが笑えます。
悪口ではないのですが、文体の7割が否定形、2割が疑問形、1割が肯定形の感じで、日本語特有の「文章の最後まで肯定か否定か分からない」ことから、けっこう読み返しが多かった気がします。
崩撃雲身双虎掌
以前から読みたかった本ですが、年末年始の休暇でやっと時間を取ることができました。 「世界の富や権力は、なぜ現在あるような形で分配されてしまったのか?」「逆に、なぜ欧州は征服されることはなかったのか?」を、人類史から追いかけている本となります。 上巻は、紀元前8500年にメソポ...
以前から読みたかった本ですが、年末年始の休暇でやっと時間を取ることができました。 「世界の富や権力は、なぜ現在あるような形で分配されてしまったのか?」「逆に、なぜ欧州は征服されることはなかったのか?」を、人類史から追いかけている本となります。 上巻は、紀元前8500年にメソポタミアで始まった食料生産(小麦などの栽培)がその後の技術や支配体制の発展を可能にし、世界の歴史の流れを決定づけた、という点まで書かれています。 ----- 有史以前の話となるため、内容はほぼ紀元前の話に限定されており、馴染みのある世界史上の出来事はほとんど出てきません。 しかしながら、丁寧に話が進められており、推論はデータに基づきロジカルな展開となっているため、納得感を得られながら読み進めることができました。 また、各章が「なぜ○○?」と、疑問を解き明かす形で話が進められている点も、引き込まれていった理由であるとは思います。 下巻も近いうちに読んでみたいと思います。
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なぜアステカ帝国はコルテスに破れたのか。その原因はタイトルの通り、両者の使う武器に大きな違いがあったこと、新大陸の住民が旧世界の病原菌に対する耐性を持ち合わせてなかったこと、そもそも新世界は青銅器文明であり鉄の精製にまで至ってなかったことがあげられる。では、旧世界の人々がこれらを...
なぜアステカ帝国はコルテスに破れたのか。その原因はタイトルの通り、両者の使う武器に大きな違いがあったこと、新大陸の住民が旧世界の病原菌に対する耐性を持ち合わせてなかったこと、そもそも新世界は青銅器文明であり鉄の精製にまで至ってなかったことがあげられる。では、旧世界の人々がこれらを持ち合わせることができたのはなぜなのか、新世界にこれらがなかったのはなぜなのか。その理由をユーラシア大陸と新世界・アフリカ大陸の環境の違いに求めたのがこの本である。具体的には、ユーラシア大陸は東西に広がっていたため、家畜や穀物といった食料、鉄や文字といった技術がスムーズに双方向に伝達していった。ところがアメリカ大陸やアフリカ大陸は南北に広がっていたため、砂漠やジャングルを越えての伝達が難しかったのである。
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