商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2011/12/24 |
| JAN | 9784152092618 |
- 書籍
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遅い男
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遅い男
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商品レビュー
3.4
18件のお客様レビュー
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遅い男 60代、偏屈、一人暮らしのフランス系オーストラリア人のポール。 ある日、自転車に乗っているときに車にはねられて、片足を失うことになります。 そんな中で介護師のスロバキア系の移民のマリアナに恋をして。。。 老いらくの恋やら、身障者になった老人の苦悩やらの話だと想って予習?のために読んでみようと思い手に取ったのですが、途中から物語に作家自身が闖入してきて、あちらこちらで物語をかき回していく展開に。 純粋無垢、前途揚々と思っていたマリアナの息子は普通の若者だし、恋の相手のマリアナは生活に疲れた普通の中年女性だし、その他の家族もポールに様々な面倒毎を持ち込んできて、徐々にドタバタ劇になっていきます。最後は、少ししんみりしますが・・・ 異国で地に足を付けずに暮らす自分は何者なのか?というアイデンティティの喪失などの苦悩が無い、竹蔵にはちょっと感情移入が難しく読みづらい物語でした。 竹蔵
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鴻巣さんの訳は読んでいて楽しい妄想を広げてくれるので好み。。 とまぁ、機嫌よく読み始めたクッツェー 「恥辱」「マイケル・K」「エリザベス・コステロ」「意思の女」だけは既読。 裏表紙に乗る彼の画像を見るとなかなかのいい男・・と言うのもこの作品の主人公 P・レマンが何やらクッツェー...
鴻巣さんの訳は読んでいて楽しい妄想を広げてくれるので好み。。 とまぁ、機嫌よく読み始めたクッツェー 「恥辱」「マイケル・K」「エリザベス・コステロ」「意思の女」だけは既読。 裏表紙に乗る彼の画像を見るとなかなかのいい男・・と言うのもこの作品の主人公 P・レマンが何やらクッツェーとダブってきて妄想の境地と化す所以(笑) アングロ系オーストリア人と自称する彼は60歳代の肖像写真家。 衝撃に事故による大腿部切断で要介護の実と化し、経済t系には悠悠自適ながら、不自由をかこつことに。 舞台となるアアデレードは馴染みがないが多々の人種が混在しているエリアの様子。 介護士として関わるマリアナはクロアチア人、【闖入?】してくる悪友エリザベス・コステロはバルカン女。 いわば不慮の事故で車にぶつかり、ヨキッチ一家と人間衝突した人生ドラマの風情が綴られて行く。 面白くもあり情けない。 2人の会話は「もう、時間がない」と言いつつ…同パターンの繰り返し。コステロがポールの気に障り、だんまり木目込みがコステロが出ていくでチャンチャン。 とはいえ、他作品の主人公である彼女はポールの「内省世界」を具現化する存在であるかのようで、実際はこの作品の人物。 性への憧憬が消えないポールにマリアンナを紹介・・だが【「彼女が盲目であるため障障セックス」に類していく】のを嫌いポールは関係を断つ。 260頁辺からの二人の会話は哲学がかっており、なかなか含蓄ある。 言語の弱みを突くコステロ女がポールに対し、ネイティブ英語でないと批判・・ただ「言葉の箱」から次々と選んだ語をきちんと整理し用いるにすぎないと→「心で語れ・・」と。 ポールが中盤、グダグダ言う【家庭を築かなかっ時間、自分にて愛らしい賢い子を持てなかった悔いが再燃する。 一方、ヨキッチ一家の美青年ドラゴの登場の持つ意味。爺さんに取り、アポロンの様な美青年が憧憬になるのだろうか・・まさか同性愛はないでしょうが。 一時、同居もした場面が笑わせ・・若者言葉と状況が始めていた。 「教父」と認識したくてか、介護士としてのマリアナによからぬ思いを抱き続けたお詫びとして?学業資金の供与まで言い出す「富めるものから貧しき者への所得の再分配?」 当作品の現代は"Slow Man" 何の事だろうと思っていた疑問は巻末で判明。 手先が器用なドラゴが、世話になったお礼に申し出た「事故の時乗っていたポールの自転車の修理申し出で」で出来上がった手漕ぎ三輪車・・名付けて"Pr The Rocket Man でもねぇ、ポール爺さんは動きが遅いんだよね‥でなわけ。 ラストの哲学はクッツェーの本領を垣間見た! 若干ポールより年上のコステロ女が「子供たちの面倒にはなりたくないね。 「ポール❣、一緒にメルボルンで暮らそうよ」と誘うが・・彼は断る。膿にはたくさん魚がいるから、独りぼっちじゃないとと
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事故で片足を失った老人がうじうじ悶々とこれからの人生を憂う物語。 介護師として派遣されたマリアナに恋心を抱き、老人かつ要介護者の恋物語(しかも不倫)というえぐい展開に。 さらには作者を体現するかのような存在、コステロなる作家が現れメタフィクションの様相も呈してくる。 全体として、似たような思考ゲームが繰り返される思索的な作品。 ラストの展開には、必ずしも輝かしい面だけではない人と人の心のつながりとは何なのかを考えさせられた。
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