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秋月記 角川文庫17179
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/12/22 |
JAN | 9784041000670 |
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秋月記
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商品レビュー
3.8
50件のお客様レビュー
長編
この作家の作品を初めて読みました。 立派な出来だと思います。悪いところはありません。 巻末の解説で、縄田一男氏は藤沢周平氏の名前を出していますが、私は吉川英治氏の宮本武蔵を思い出しました。 私は吉川英治氏の熱心な読者では無く、宮本武蔵も途中までしか読んでいません。 当分、...
この作家の作品を初めて読みました。 立派な出来だと思います。悪いところはありません。 巻末の解説で、縄田一男氏は藤沢周平氏の名前を出していますが、私は吉川英治氏の宮本武蔵を思い出しました。 私は吉川英治氏の熱心な読者では無く、宮本武蔵も途中までしか読んでいません。 当分、この作家の作品も読まないんだろうなと思いました。 好みというものなので仕方ありません。
いけだ
福岡藩と支藩である秋月藩の興亡がものがたりのベースとなっている。本社と支社、親会社と子会社など、現在の会社組織に見事に当てはまる。 サラリーマンである自分自身の立場をオーバーラップさせながら読むことができた。 主人公の幼少期のトラウマと生き方が常に表裏一体でものがたりを一本の線で...
福岡藩と支藩である秋月藩の興亡がものがたりのベースとなっている。本社と支社、親会社と子会社など、現在の会社組織に見事に当てはまる。 サラリーマンである自分自身の立場をオーバーラップさせながら読むことができた。 主人公の幼少期のトラウマと生き方が常に表裏一体でものがたりを一本の線で通している。 葉室作品らしいあっという間に読んでしまうストーリーである。
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こんど福岡県朝倉市秋月に行くので読みました。秋月の大人気カフェのオーナーさんから、秋月に来るなら読んどくといい、とこの本を教えていただきました。 時代小説なので、なんで?、と思いましたが、読み終わった今なら最高の秋月ガイドであるとわかります。小説なのでひとの名前も覚えられて、...
こんど福岡県朝倉市秋月に行くので読みました。秋月の大人気カフェのオーナーさんから、秋月に来るなら読んどくといい、とこの本を教えていただきました。 時代小説なので、なんで?、と思いましたが、読み終わった今なら最高の秋月ガイドであるとわかります。小説なのでひとの名前も覚えられて、秋月のすべてがつまっているかんじです。 小説のストーリーは実在のひと、架空のひとの混合です(普通の時代小説)。主人公は秋月藩の藩士、間小四郎(あいだこしろう)さんです。ストーリーのところどころに、これでもかと秋月が盛り込まれています。 三方に山、清流あり街道交わる風景、名所である石の橋の建設秘話、葛が秋月の特産になった裏側にある悲しき物語など、巧みに組み込まれています。 ほんとうにこれを読めば秋月通になれそうです。秋月に行くのが楽しみになりました。 メインのストーリーもおもしろかったです。前半は小四郎さんの少年・青年時代、逃げない男、になるんだとがんばります。「友情・努力・勝利」の少年ジャンプです。 後半は、秋月藩という組織の中で敵対勢力と闘います。お金がからんだりして、その姿は半沢直樹にも重なりました。「少年ジャンプ+半沢直樹」おもしろくないはずがありません。 そんな小四郎さんに、秋月の実在した有名人がからみます。例えば、ジェンナーより6〜7年早く種痘法を確立した緒方春朔さん、とか、旅する男装の女流漢詩人さんとか。もう秋月版大河ドラマですね。 それから、小説なんでほんとかどうか分かりませんが、藩士のひとたちの行動パターンが新鮮でした。 特におもしろかった行動が「うわさ話をする」です。やたらと人んちに行ってうわさ話をしてました。 うわさ話が広まって、みんなが「あゝそうなんだ~」となったらハイ!うわさの当人は悪人決定!ってかんじです。陥れるために計画的にやったりします。 よく見ていた水戸黄門なら悪人の手下の自白とか、現場に踏み込んで悪事確定でしたけど、なんとなく悪人にされるかんじです。これは今もいっしょか。SNSの誹謗中傷は直接だけど、こちらは間接的で戦略的な誹謗中傷かな。フェイクとかあるし、いつの時代も大変ですね。 あと、いろんな流派があって、◯◯流◯◯、とか枝分かれするやつ、みんな好きですね。日本の伝統をくむブクログレビューにもあるんでしょうか。
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