商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2011/11/30 |
JAN | 9784091791276 |
- 書籍
- 児童書
泣いた赤鬼
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泣いた赤鬼
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商品レビュー
4.4
22件のお客様レビュー
いそいそと読んで17分。ちょっと文章が冗長に感じてしまった(特に無駄があるというわけでもないのだが、淡々としてるというか)。 最後まで引っ張ってこそのラストだと思うので、読み聞かせだと もたないかも? さすがの画力で、特に鬼の表情がとてもよく、それだけで引き込まれてしまった。
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Eテレかなにかて見たことはあったものの、絵本では見た事がなかったようだ。大人になってから読むと、赤鬼も青鬼も優しすぎて。 偏見が人を弱くするという側面。文字も大切だけど行動や振る舞いも大切。本当の優しさは目に見えない場合が多い。複雑な内面の動きが、自分の周りには溢れているなと感じ...
Eテレかなにかて見たことはあったものの、絵本では見た事がなかったようだ。大人になってから読むと、赤鬼も青鬼も優しすぎて。 偏見が人を弱くするという側面。文字も大切だけど行動や振る舞いも大切。本当の優しさは目に見えない場合が多い。複雑な内面の動きが、自分の周りには溢れているなと感じた。本当なら赤鬼も青鬼も一緒にみんなと仲良く出来たら1番いい。今の世界情勢にも関わってくることだと感じた。みんな一緒に仲良くできる世の中にしたい。
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切ない。結果として赤鬼は青鬼と疎遠になる(失う、は言い過ぎな気がする)が、赤鬼のとった行動が間違っていたわけではない、という点が難しい。つまり、赤鬼が青鬼と疎遠になったのは自業自得だね、と言い切れないということだ。赤鬼の「人間と仲良くなりたい」という気持ちは素敵だし、それを実現す...
切ない。結果として赤鬼は青鬼と疎遠になる(失う、は言い過ぎな気がする)が、赤鬼のとった行動が間違っていたわけではない、という点が難しい。つまり、赤鬼が青鬼と疎遠になったのは自業自得だね、と言い切れないということだ。赤鬼の「人間と仲良くなりたい」という気持ちは素敵だし、それを実現するために青鬼を退治する演技をしたことに対して、「もっと上手くやればよかった」「(青鬼と疎遠になるという)後先のことを考えず、青鬼の策略に乗ったのが愚かだ」と赤鬼を責めることはできない。赤鬼はひとつも悪いことをしていないのだ。 赤鬼は最後なぜ泣いたのか。親友の青鬼に会えなくなったことに泣いたのか。いや、違う。親友の青鬼が、「仲良くしていると赤鬼自身がまた人間から疑いの目をかけられる」と考え、自分から距離を置き、赤鬼が人間と幸せに暮らせるような状態にした。そこまで自分のことを思ってくれる親友の青鬼に、赤鬼は涙したのだと思う。 何かを手に入れるには、何かを失わないといけない。作中で青鬼が発言した次の言葉が、まさに本作が伝えたかったことのように思えてならない。「なにか、ひとつの、めぼしいことをやりとげるには、きっと、どこかで、いたい思いか、損をしなくちゃならないさ。だれかが、ぎせいに、身がわりに、なるのでなくちゃ、できないさ。」
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