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「しがらみ」を科学する 高校生からの社会心理学入門 ちくまプリマー新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2011/11/09 |
| JAN | 9784480688712 |
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「しがらみ」を科学する
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「しがらみ」を科学する
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商品レビュー
3.7
61件のお客様レビュー
社会のしがらみについて深く考察する本で、特に若い世代にとって人生を変えるきっかけとなるかもしれません。平易な文体で、思春期の読者に向けたようなアプローチが特徴ですが、大人にも新たな視点を提供してくれます。社会がどのようにしがらみを形成し、私たちがそれにどう影響されるかを論理的に解説し、イジメの原因やその解消の可能性についても触れています。また、自分自身の行動や考え方を見つめ直し、他者の意見を鵜呑みにせず自分で考える重要性を強調しています。全体を俯瞰することで、社会の構造を理解し、自分の行動を見直すヒントが得られる内容です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「信頼の構造」や「安心社会から信頼社会へ」等で著名な研究者による、社会学へのエントリー的位置付けの一冊。高校生を想定読者としていることもあり、平易な言葉遣いで説明されているが、中々考えさせられる箇所も多い。例えば、「心でっかち」というフレーズ。これは(学問的基盤が何であれ)人間集団や社会の探究を試みる研究者であれば、無意識の内に陥っている状態を端的に表している。要は複雑な現象をシンプルに理解するために、「Aという現象が生じている理由は、その現象を構成する個々人がBという心情/信条を持っているためである」と、個人レベルのシンプルな原因を追い求めて、その集合としてAが生じていると論じてしまうということ。ただ、著者がここで警鐘を鳴らしているように、そこには個人の心情/信条だけでなく、それらの相互作用により生み出されるインセンティブ(構造と言っても良いか)があり、これら2つの組合せを理解しないと、因果を見誤ってしまう。これは経営学でも同じ。単に組織の構成員それぞれが何を考えているかを理解するだけでは不十分であり、それが時間軸や(研究者に捕捉できない)日々の相互作用の中で、「なぜ」そう考えているかまで思考を働かせないと、現象解明したことにならない。 また、男性脳(エティック)の人々は、人に共感するのが苦手であるため、他人や社会を理解するためには理論を「用いるしかない」というのも新たな視点であった。理論を使うことは当然(むしろ作法)とまで思い込んでいたが、自分はそうせざるを得ないのだと、人に共感することが得意な人は必ずしも理論を用いる必要はないのだと、少し俯瞰した考えを提供してくれた。世間と社会の違い等、山岸さんはシンプルながらも、思い込みや無意識を揺さぶってくれるフレーズが多い。 ・その落とし穴というのは、社会で起こっているいろんな社会現象は、結局は一人ひとりの心が生み出しているんだと考えてしまいがちだということ。たとえば日本で離婚が増えたかというと、みんなが離婚をしたがるようになったと考える。離婚が減ったというと、離婚したいと思う人たちが減ってきたんだと考えてしまう(中略)ぼくは社会現象について、一人ひとりの心に原因があると考える直感的な理解を、「心でっかち」な考え方と呼んでいます。いろんな社会現象を理解するために、とりあえずすべてを心の問題として置き換えるところから出発して、なぜそんな心の問題が生まれたんだろうなと考えるやり方です(p.38〜41) ・つまり、「社会」というのは、そこで生きている人にとって、あるしかたで行動せざるとえないようにしているものなんだよ。そうしないと大変な目にあってしまう。例えば、労働者の敵になるのは嫌だと思ってストライキ破りの職につかないでいると、ほかに仕事がないから飢え死にしてしまう(p.77) ・ということで、「社会」の中での人々(鳥々)の行動を説明しようとすると、一人ひとり(一羽いちわ)の行動原理と、そうした行動原理を持つ人や鳥の行動が生み出しているインセンティブの両方が、どう組み合わさるかが重要だということになる。この二つの組み合わせによって個人の行動が変化するし、その結果、社会環境そのもの(「いじめ阻止」に参加している人数、雌クジャクの好み)も変化する。そうなると、このプロセス全体が原因だと考えざるをえない。これを単純な原因ー結果という枠組みで見ようとすると、「同じことの繰り返し」になってしまうし、場合によっては「心でっかち」になってしまうんだよ(p.125〜126) ・このことをさっき紹介したエミックとエティックのアプローチを使って考えてみると分かりやすいかもしれない。エミックのアプローチをする人は、ほかの人たちの気持ちになって考えているし、そうした人たちにとってはまわりの人たちとうまくやっていくのは自然なことなんだ(中略)だけど、そうできない人は、理論を使ってほかの人たちの行動や社会を理解するしかないんですね(p.161) ・世間のしがらみのままに生きなくちゃならない世の中は、とても我慢できない。そんな世間によるしばりを少しでも減らしたいと思った人たちが、フランス革命やらアメリカの独立革命やらを通して、「世間」の上に「社会」を作ってきたのが近代の歴史だと考えることができる。「そんなの馬鹿らしいから、もうやめにしようよ」って考えたんだよね。そのために、「世間」の上に「社会」を作ることにした(p.180〜181)
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社会のインセンティブ構造を解説してくれている点は良い。いじめの螺旋構造の解説も良い。しかし「男性脳・女性脳」と言い出す点は頂けない。それはちょっと無理やわ…
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2011年12月27日 KYと言われる「空気読めない」と言われている人たちは、人の心に共感するのが苦手。 でも、人には誰でも、得意・不得意があるんだから、人の心に共感するのが苦手だからと言って、劣った人間と言うわけではない。 ―直感的に人の気持ちや空気を読むのが苦手なら、筋道立てて社会を理解すればいいということです。― というわけで、社会(世間)のことを筋道立てて、説明してくれています。 サブタイトルが「高校生からの社会心理学入門」というだけあって、とてもわかりやすい。
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