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帝都復興の時代 関東大震災以後 中公選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/11/10 |
JAN | 9784121100030 |
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帝都復興の時代
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
各章が必ずしも有機的に連携しているようには感じられない。 ただ、従来とは違った切り口であり、それなりに、ほ~という感じ。 後藤新平は失敗もあるし、強引な面もある。震災は天槌論という評価が流布していていた。これは産業文明への反省と自然回帰を生む。 そして、享楽化、頽廃化が言われ、それへの反発も見られ、昭和へのうねりとなった。 当時の小説にもその影響が見られる。(夢野久作、谷崎潤一郎、江戸川乱歩)
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正直期待外れ。 東日本大震災後の政治の酷さは実は何も今に始まったことではないとか、関東大震災後の民主化の動きは堕落と一定層の人間は嘆いているとか、時事ネタとしては興味を持てるが、科学としての学問の体を成しているとはとても言えないのでは? これだけの素材を扱うなら、日本文化に関する...
正直期待外れ。 東日本大震災後の政治の酷さは実は何も今に始まったことではないとか、関東大震災後の民主化の動きは堕落と一定層の人間は嘆いているとか、時事ネタとしては興味を持てるが、科学としての学問の体を成しているとはとても言えないのでは? これだけの素材を扱うなら、日本文化に関するもっと厚みある分析が読みたかった。 作者自身が感傷に浸っているとさえ思えなくもない。
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1923(大正12)年の関東大震災以後の政治・社会状況を、後藤新平と復興院の挫折、「復興院疑獄事件」、そして「天譴論」から「享楽化」・「大衆化」への社会意識の変化を描く。とくに昭和の戦争の時代を理解するためには、震災後のこれら変化を捉えなくてはならないという問題意識には共感すると...
1923(大正12)年の関東大震災以後の政治・社会状況を、後藤新平と復興院の挫折、「復興院疑獄事件」、そして「天譴論」から「享楽化」・「大衆化」への社会意識の変化を描く。とくに昭和の戦争の時代を理解するためには、震災後のこれら変化を捉えなくてはならないという問題意識には共感するところ大である。もちろん、今の東日本大震災後を生きねばならない我々にとっても必読と言えよう。 復興に関連してよく取り上げられる後藤新平、および復興院についてその「実像」を描いたところがとくに興味深い。今年の7月、日経新聞に竹中平蔵氏による後藤新平に関する小論が連載された(「国難に向き合った日本人」のシリーズ)が、その評価は180度異なっていると言っても過言ではない。
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