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「科学的思考」のレッスン 学校で教えてくれないサイエンス NHK出版新書
946円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2011/11/09 |
JAN | 9784140883655 |
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「科学的思考」のレッスン
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商品レビュー
3.8
42件のお客様レビュー
マスメディアに対するメディアリテラシーを持つためには、何に着目し、どう思考すべきかを述べた本。この本を書くに至ったきっかけは、東日本大地震の原発事故に係る報道への違和感が大きいと思われる。 正しいか誤りかの二分法がいかに危険か。真理に近い理論が良い理論だ、という考え方は危険であ...
マスメディアに対するメディアリテラシーを持つためには、何に着目し、どう思考すべきかを述べた本。この本を書くに至ったきっかけは、東日本大地震の原発事故に係る報道への違和感が大きいと思われる。 正しいか誤りかの二分法がいかに危険か。真理に近い理論が良い理論だ、という考え方は危険であること。科学とは常に仮説であり、常に反証に開かれていること。 これらの前提を本の前半で確認した上で、実際の報道をサンプルにして報道の落とし穴について解説する。 そして最終盤、「普段は何も言わずにお上と専門家にお任せしておいて、なんかあったら思い切り文句を言う」態度は「市民」のものではなく「大衆」のものであり、「市民になりたくないなら、科学を学ぶ必要なんか、さらさらない」と、あえて言い放つ。 この表現には賛否両論あると思うけど、テーマがメディアリテラシーである以上、僕は大いにアリだと思う。 ここで「メディアリテラシーを鍛えないと損しますよ」と言うのがまさにマスメディアの使い古された利益誘導的な論理であり、そこに立脚すると科学的思考には限界があるのだろう。 つまり、そこから抜け出すことが、この本の示したい価値観であり、ひとりでも多くの「市民」を生み出したり勇気づけたりするのが、この本の目的だろうと思う。
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科学がどう進められるか、を知ることで、科学者任せにせず自分で考えることができる。 科学の目的は、説明すること。 原因をつきとめる。 一般論から特殊事例を導く。 正体をつきとめる(マクロの現象をミクロ的に) 説明するために、仮説が作られる。 新たな知識は生まないが正しい演繹と、...
科学がどう進められるか、を知ることで、科学者任せにせず自分で考えることができる。 科学の目的は、説明すること。 原因をつきとめる。 一般論から特殊事例を導く。 正体をつきとめる(マクロの現象をミクロ的に) 説明するために、仮説が作られる。 新たな知識は生まないが正しい演繹と、 その逆の非演繹的アプローチがある。 仮説は、良い、悪いの二元論ではなく、 スペクトラム。 より良い仮説を目指す。 良い仮説は、 多くの事象を説明できる。 予言ができる 余計な条件が極力不要である 仮説を検証するためには、 当てはまる例だけでなく当てはまらない例を調べる 比較対象が必要で、調べたいこと以外の条件を同じにする ことが大事。 こうしたことは、学部の早い段階で教えた方が良いと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一般の市民が、科学的な考えを導入して、生活に取り入れてより良い生き方を示してくれる。 前半の科学史、実験手法は面白く、2つの推論(帰納、演繹)の説明は面白かった。
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