商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/11/02 |
JAN | 9784166608270 |
- 書籍
- 新書
体制維新
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2011年と内容は古いが「大阪都構想」の必要性が語られている。政治手段は大きく3パターン(①金融政策②財政政策③構造改革)に分類されるが、当然③の必要性が繰り返し述べられている。個人的には①や②も同様に重要だと思うが、あまり触れられていない。本書の趣旨ではなかったかもしれない。個...
2011年と内容は古いが「大阪都構想」の必要性が語られている。政治手段は大きく3パターン(①金融政策②財政政策③構造改革)に分類されるが、当然③の必要性が繰り返し述べられている。個人的には①や②も同様に重要だと思うが、あまり触れられていない。本書の趣旨ではなかったかもしれない。個人的に注目したいのは大阪府または大阪市という伝統的組織の構造改革に挑戦した橋下徹さんの知見だ。長くなったので詳細は省くが、やはり構造改革は生え抜きのサラリーマン人材には難易度が高いと感じた。身も蓋もないが、インセンティブがないからだ。
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正直、東京に住んでいると、大阪都構想が実現すると何がよくなるのかピンとこなかったんですけど、これを読んで非常によく理解できた。 主張されていることはごくごくシンプルなんですよね。 中央が号令かけて地方を画一的に統制し、恣意的に分配するやり方はもう時代に合わない。 地域地域で、最適...
正直、東京に住んでいると、大阪都構想が実現すると何がよくなるのかピンとこなかったんですけど、これを読んで非常によく理解できた。 主張されていることはごくごくシンプルなんですよね。 中央が号令かけて地方を画一的に統制し、恣意的に分配するやり方はもう時代に合わない。 地域地域で、最適な形を自ら選択できるようにすることで活力を生む。 シンプルかつ真っ当な考え方です。 それと、政治と行政の役割分担について。 政治家はビジョンと方針を示し、行政は実務が回るよう細部を組み上げる。 お互いが衝突する際は、とことん議論を尽くす。 これもまたシンプルかつ真っ当。 そして、組織マネジメントの大切さ。 政治家は政策を示すことより、体制・組織をデザインすることに注力すべし。という慧眼。 なんだか拍子抜けするくらいシンプルで真っ当です。 過激なところなんて全くありません。 「ハシズム」だ「独裁」だ、と批判している人はこれを読んだのでしょうか。 とはいえ、職員基本条例や教育基本条例がシンボリックに取り上げられるのは、橋下氏から「仕掛けている」面もあるように感じます。 その点は”小泉流”な「わかりやすい敵を作る」手法の踏襲に思え、ポピュリスティックに感じられるのも事実ですが。 主張がシンプルな分、同じ内容が繰り返されて、読み物としてはやや冗長。 それと、「第三の敗戦」「下り坂」など堺屋氏の時代認識は的を外しているような気が。
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大阪都構想のことがよくわかります。 堺屋氏が書いている 一章「大阪の衰退、日本の衰退」で大阪都構想の必要性が明快に書かれています。ここだけ読めば本質はわかると思います。 対談部分は同じことの繰り返しな感じがしたので読み飛ばしてもよいでしょう。 橋下氏の執筆部分は具体例、府知事時...
大阪都構想のことがよくわかります。 堺屋氏が書いている 一章「大阪の衰退、日本の衰退」で大阪都構想の必要性が明快に書かれています。ここだけ読めば本質はわかると思います。 対談部分は同じことの繰り返しな感じがしたので読み飛ばしてもよいでしょう。 橋下氏の執筆部分は具体例、府知事時代の体験話もあり面白かったですが、あらゆる反対意見に反論・論破しようとしているので、本として冗長な部分が多いかと思います。 政治と行政の役割分担についてよくわかり勉強になりました。 大阪都構想は日本全体の構造的問題を指摘しているので大阪府民以外も読んで役に立つと思います。
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