商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/10/22 |
JAN | 9784122055544 |
- 書籍
- 文庫
或る男の断面
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或る男の断面
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宇野千代、ずっと前から気になっていたけど、読むきっかけがなかった。 画家、東郷青児の妻だったのかー。 明治の人なんだけど、そうとは思えない。からりとしていて、サバサバとした女性のイメージ。 東郷が心中未遂をした後に、小説のネタに、ガスで死ぬ時のことをインタビューして、それがきっ...
宇野千代、ずっと前から気になっていたけど、読むきっかけがなかった。 画家、東郷青児の妻だったのかー。 明治の人なんだけど、そうとは思えない。からりとしていて、サバサバとした女性のイメージ。 東郷が心中未遂をした後に、小説のネタに、ガスで死ぬ時のことをインタビューして、それがきっかけで2人は出会うことになる。その後も前の女は家に来て、ごはんを一緒に食べ、女とその子志馬との関係も続く。 東郷との暮らしで、印象的であったのが、書き物をするための家がほしいと住まいとは別に場所を借りて、書くために出かけていたこと。 考え方も行動も、ドライで自律心がある女性だなーと、思った。 偶然にも最近読んだ川上音二郎、貞奴について書かれた箇所があった。 同時代に生きた人からの言葉で、その人の姿が立体的になってゆくのが面白い。 宇野千代、気になる。他のも読もうー。
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