商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/10/13 |
JAN | 9784061324879 |
- 書籍
- 児童書
空の絵本
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空の絵本
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商品レビュー
4.4
32件のお客様レビュー
森の絵本、水の絵本と同じシリーズ シリーズの中ではこの本が一番好きです。 荒井さんの絵の感じと、長田さんの言葉がスーッと心に響きます! 空の描かれ方がなんとも言えず、とにかく大好き 毎日眺めたいです。
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素晴らしい絵本なんです。 荒井良二さんの、空の絵が、ページをめくるたび、ほう、、、とため息が出ます。 長田 弘さんの文章… 詩? もステキです。 全文、書き写したくなりますが、私の一番好きなところは、嵐を表現した描写の後の だんだん あかるくなってきて みどりいろは ...
素晴らしい絵本なんです。 荒井良二さんの、空の絵が、ページをめくるたび、ほう、、、とため息が出ます。 長田 弘さんの文章… 詩? もステキです。 全文、書き写したくなりますが、私の一番好きなところは、嵐を表現した描写の後の だんだん あかるくなってきて みどりいろは みどりいろに 空いろは 空いろに 。 。 。 この文と絵の見開きページから だんだん 空気が すきとおって だんだん なにもかも はっきりしてきて 。 。 。 この見開きページ 草花のうえの しずくが こぼれて 水晶みたいに きらめいて ばらばら落ちて ちらばって 。 。 。 この見開きページ!! だんだん 光は きんいろに だんだん 水のいろは ぎんいろに 。 。 。 見開き、美しい!! だんだん うつくしい夕方になって 山々のかたちが 空に くっきりうかんで 。 。 。 くっきりした山並みと、夕焼け空が、とても美しいです。このあと、星空になっていって、最後の見開きページ、 雨の星の 雨の神様 おやすみなさい うさぎが ぴょん かがやく月のなかにとびこんで 。 。 。 この見開きページの絵、大きなお月さまとちっちゃなうさぎ、うさぎがとてもかわいらしいです。 そしてページをめくれば… だんだん ねむくなってきて だんだんだんだんだん だんだんだんだん だん だ ん 。 。 。 だんだんの文字がだんだん薄くなっていきます…… 文章の言葉のリズムが良く、絵が鮮やかに変化していきます。子供さんへの、読み聞かせに、ぴったりだと思いましたが、私、図書館で借りたのですが、手元に欲しくなった、とても美しくてステキな絵本でした。
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- ネタバレ
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長田弘さんの絵本ですね。 詩人の長田弘さん(1939年、福島県生まれ)のリズミカルな大自然の詩の絵本です。 画家の荒井良二さん(1956年、山形県生まれ)が、ダイナミックな天気の移り変わりをエネルギッシュに表現してもりたてます。 空の絵本 [抜粋] あっ 雨 だん だだん だんだん 雨はつよくなり だんだん 青いいろが 灰いろになり だんだん みどりいろが 灰いろになり ふきぶり よこなぐり だんだん つよくなってきて だんだん だんだんだん だだだ だーん だだだだだ だーん (かみなり) 運命 みたいに たたきつけ 葉のいろが ながれていって 風のいろが うずまいて だーんだーん だーんだーん いつしか 遠くなって しずかになって あ やんだ だんだん あかるくなってきて みどりいろは みどりいろに 空いろは 空いろに ……………………………………… だんだん 夜空が ひろがってきて だんだん 星たちが きらめきはじめて 大雨のあとの 夜は 星たちで 空はいっぱい またたき またたきながら 星たちは ものがたりを話しだす 雨の星の 雨の神さま おやすみなさい うさぎが ぴょん かがやく月のなかにとびこんで だんだん ねむくなってきて だんだんだんだんだん だんだんだんだん だん だ ん 長田弘さんの詩は大自然をおおらかに歌い上げるので、大好きな詩人さんです。雨から、雨があがって、天気になって、少しずつ変化していく大自然を、高らかに優しく歌い上げています。荒井さんの絵が、詩に添うように、迫力と静寂を美しく謳歌します。 良いですね、呼吸がぴったり合っています。絵本芸術を観るようです。最後は惚れ惚れしてため息が出ました。 お二人の合作で『森の絵本』があります。こちらは講談社出版文化賞絵本賞を受賞されています(2000年)ので、探して読んでみたいですね。
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