商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
発売年月日 | 2011/09/23 |
JAN | 9784336053190 |
- 書籍
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奇跡なす者たち
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奇跡なす者たち
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
ジュブナイルなSFから離陸して興味をどんどん広げていった頃、指針になったのが浅倉久志。 英語が苦手だと改めて思い知らされたのがジャック・ヴァンス…(-_-;)
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一作目「フィルスクの陶匠」での陶器を表現する色彩の豊かさに、まず心を鷲摑みされる。 「奇跡なす者たち」「最後の城」で描かれた世界はどこか既視感があるなと思ったら、そうかG・R・R・マーティンの氷と炎の歌シリーズか! なるほど、マーティンは“ヴァンスの子ら”と呼ばれる作家の一人なの...
一作目「フィルスクの陶匠」での陶器を表現する色彩の豊かさに、まず心を鷲摑みされる。 「奇跡なす者たち」「最後の城」で描かれた世界はどこか既視感があるなと思ったら、そうかG・R・R・マーティンの氷と炎の歌シリーズか! なるほど、マーティンは“ヴァンスの子ら”と呼ばれる作家の一人なのか。 あのシリーズ、異世界ファンタジーとして読んでいたけれど、もしかするともしかするのかしらん。ふ~む。 流転の人生を送ってきた作家らしく、新しい未来を切り拓いていくのは変化を恐れない人々である、というふうに読めて清々しい。 収められた8作はどれも面白かったけれど、どこか物悲しい「ミトル」と「月の蛾」が好き。 The Miracle Workers by Jack Vance
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ジャック・ヴァンスは昔から名前のみ知っていて、読む気にならなかった作家の一人(表紙絵が好きじゃなかったのだろうか、タイトルが気に入らなかったのだろうか?)。 なぜに今ヴァンス?浅倉氏の訳で? あまりに不思議なので読んでみた・・・めちゃめちゃ面白いのとは少し違う、不思議な味わい。...
ジャック・ヴァンスは昔から名前のみ知っていて、読む気にならなかった作家の一人(表紙絵が好きじゃなかったのだろうか、タイトルが気に入らなかったのだろうか?)。 なぜに今ヴァンス?浅倉氏の訳で? あまりに不思議なので読んでみた・・・めちゃめちゃ面白いのとは少し違う、不思議な味わい。解説曰く、英米では大御所。日本でいう山田風太郎的存在・・・と言われても、微妙な位置づけかも。 収録作品は50年代~60年代の結構古いものですが、古びた感じはありません。テクノロジーや感性に寄った書き方をしていると流行や時代性が反映されやすいですからあっという間に古びてしまうのですが、作者の場合、文化を中心に描いているため、いつ読んでもあまり古びた感じはしないのかもしれません。船乗りで世界を巡っていた経験がそうさせているのでしょうか。 印象的なのは、情景を描写する際の色の表現の仕方。異国の情景を頭に浮かべるとわくわくしてきます。 位置づけと作風が不思議な作家です。ほかのも読んでみよう。
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