ラブソングが歌えない 角川文庫

喜多嶋隆【著】

• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 2011/08/25
• JAN: 9784041646502

商品レビュー

2014/05/04

久しぶりの喜多嶋隆その2。良くも悪くも喜多嶋ワールドで、安心してさくっと読める。プロを目指して硬派にバンド活動を続ける涼、クラシック界の新鋭として期待されている悠子、そんな二人がふとしたことから出会い、音楽を一緒にするなかで、互いに惹かれ合い結ばれちゃうっていうありがちな物語。例のごとく舞台は湘南・鎌倉、小道具としての洋楽、悪くない。

2013/07/11

プロのミュージシャンを目指す高校3年の僕、水町涼は七里ヶ浜のスタジオで悠子と出会った。ピアニストとして将来を期待される音大生のお嬢。その大人っぽさと時に見せる少女のような無邪気さに僕は恋に落ちたー。
孤独な過去を持つ僕と将来に迷いを抱える彼女は、音楽を通じて心を通わせていく。だが生きてきた境遇が違いすぎる二人の前には、やがて壁が立ちはだかり…。

“もう、若くはないけど”の青年ver.

2012/10/16

音楽を通じて出逢った男女の青春恋愛ストーリー。
著者のあとがきにもあるように、成功しようが挫折しようが、夢にトライしたことに価値がある。後の人生において、必ずその経験が活かされるからだ。
人生は後戻りできない。悔いのない毎日を送ろう。喜多嶋作品を読むと背筋をただしてしまう。