ラブソングが歌えない の商品レビュー
久しぶりの喜多嶋隆その2。良くも悪くも喜多嶋ワールドで、安心してさくっと読める。プロを目指して硬派にバンド活動を続ける涼、クラシック界の新鋭として期待されている悠子、そんな二人がふとしたことから出会い、音楽を一緒にするなかで、互いに惹かれ合い結ばれちゃうっていうありがちな物語。例...
久しぶりの喜多嶋隆その2。良くも悪くも喜多嶋ワールドで、安心してさくっと読める。プロを目指して硬派にバンド活動を続ける涼、クラシック界の新鋭として期待されている悠子、そんな二人がふとしたことから出会い、音楽を一緒にするなかで、互いに惹かれ合い結ばれちゃうっていうありがちな物語。例のごとく舞台は湘南・鎌倉、小道具としての洋楽、悪くない。
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プロのミュージシャンを目指す高校3年の僕、水町涼は七里ヶ浜のスタジオで悠子と出会った。ピアニストとして将来を期待される音大生のお嬢。その大人っぽさと時に見せる少女のような無邪気さに僕は恋に落ちたー。 孤独な過去を持つ僕と将来に迷いを抱える彼女は、音楽を通じて心を通わせていく。だが...
プロのミュージシャンを目指す高校3年の僕、水町涼は七里ヶ浜のスタジオで悠子と出会った。ピアニストとして将来を期待される音大生のお嬢。その大人っぽさと時に見せる少女のような無邪気さに僕は恋に落ちたー。 孤独な過去を持つ僕と将来に迷いを抱える彼女は、音楽を通じて心を通わせていく。だが生きてきた境遇が違いすぎる二人の前には、やがて壁が立ちはだかり…。 “もう、若くはないけど”の青年ver.
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音楽を通じて出逢った男女の青春恋愛ストーリー。 著者のあとがきにもあるように、成功しようが挫折しようが、夢にトライしたことに価値がある。後の人生において、必ずその経験が活かされるからだ。 人生は後戻りできない。悔いのない毎日を送ろう。喜多嶋作品を読むと背筋をただしてしまう。
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ラストの、あれだけ寒い中、彼が彼女を探しまわる姿は『今、こんなに必死で好きな子を探す男性いるかな?』と、首を傾げましたが(笑) (だって、凍え死ぬ位、寒い中でですから) 二人が再開出来た時、なんだかめくるページの指先が震えました。 こんなに感動する再会ならば、恋愛も悪くないです...
ラストの、あれだけ寒い中、彼が彼女を探しまわる姿は『今、こんなに必死で好きな子を探す男性いるかな?』と、首を傾げましたが(笑) (だって、凍え死ぬ位、寒い中でですから) 二人が再開出来た時、なんだかめくるページの指先が震えました。 こんなに感動する再会ならば、恋愛も悪くないですね。
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結構、さらりと読めた。 主人公の考え方は好き。歌詞があまりしっくりこなかった。 終わり方が、もう少し先まで書いてほしかった。
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テンポ良くよめたから、よかった。 でも深みがあんまりないというか、なんていうか 「おお、このシーンは素晴らしい」とか 「こういう意味があったのか、さすがだぁ」とか そういうのが一切なかったところがちょっと…。 あと歌詞が微妙でした。
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高校生が思い描く、甘い恋を描いた小説、 とでも言えばいいのでしょうか。 途中にある歌詞(主人公がバンドのギタリストだから)は なかなか興味深いし、 コード進行に触れているあたりが より興味をそそるのですが、 小説としてのできあがり、特に全体を通してみたときの展開が 薄い。 2...
高校生が思い描く、甘い恋を描いた小説、 とでも言えばいいのでしょうか。 途中にある歌詞(主人公がバンドのギタリストだから)は なかなか興味深いし、 コード進行に触れているあたりが より興味をそそるのですが、 小説としてのできあがり、特に全体を通してみたときの展開が 薄い。 2/3までは、及第点だと思うが(上から目線で失礼ではありますが)、 残りの展開で、大減点。 結果、100点満点(があるのかは知らないが)中、20点くらいの出来に思える。 もう一歩踏み込んだストーリー展開があればよりよい作品となるように思うのですが、、、、。
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2011年8月31日曜日読了。 水町涼はプロのミュージシャンをめざす高校三年生。 七里ヶ浜のスタジオで受け付けをしていた涼は、ピアノの練習をしたいとやってきた音大生の悠子と出会う。 音楽一家に育った悠子はピアニストとして将来を期待される身の上だったが、現在の状況に戸惑いを行き詰ま...
2011年8月31日曜日読了。 水町涼はプロのミュージシャンをめざす高校三年生。 七里ヶ浜のスタジオで受け付けをしていた涼は、ピアノの練習をしたいとやってきた音大生の悠子と出会う。 音楽一家に育った悠子はピアニストとして将来を期待される身の上だったが、現在の状況に戸惑いを行き詰まりを感じていた。 ふとしたきっかけで言葉を交わすようになった二人はやがて恋に落ちるのだが……。 湘南を舞台に喜多嶋さんが描くほろ苦いラブストーリー。 ところどころに喜多嶋節が登場するのだけれど、全体の印象としては大人しくなったなぁという感じ。 落ち着いた、といえばそれでいいのだけれど、個人的には物足りない。やはりパンチのきいた喜多嶋節に元気をもらいたい、というのが正直なところ。 喜多嶋さんご自身が目指していた「行間に奥行きを持たせる」という部分は見事にクリアしているのだろうけど、昔のリズミカルな文章が懐かしいのと、あれは喜多嶋さんにしか書けない世界なのに、と思ってしまう。 またいつか、あの喜多嶋節に出会えますように。
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