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なぜ意志の力はあてにならないのか 自己コントロールの文化史
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なぜ意志の力はあてにならないのか 自己コントロールの文化史

ダニエルアクスト【著】, 吉田利子【訳】

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なぜ意志の力はあてにならないのか 自己コントロールの文化史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NTT出版
発売年月日 2011/08/08
JAN 9784757142640

なぜ意志の力はあてにならないのか

¥3,080

商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

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2024/07/30

自らを弁えることが自分を制するのかな? 自分の意志力を信用せず、環境から自分の欲求を妨害する 「プリコミットメント」「遺伝×環境」

Posted by ブクログ

2013/05/01

わたしたちはなぜ自ら下した決意を守れず先延ばしにしてしまうのか。 この問題を考えるにはだいたい三つのアプローチがあって、それは、まず「資本主義社会というものは人々の欲望を刺激し誘惑をし続ける世界である」という社会学的な考察、それから古代ギリシアの自律の美徳に始まる哲学的な考察、...

わたしたちはなぜ自ら下した決意を守れず先延ばしにしてしまうのか。 この問題を考えるにはだいたい三つのアプローチがあって、それは、まず「資本主義社会というものは人々の欲望を刺激し誘惑をし続ける世界である」という社会学的な考察、それから古代ギリシアの自律の美徳に始まる哲学的な考察、そして「人間は直近の報酬を極大に評価するものである」という経済学・認知心理学的な考察というふうに言えるものと思う。それぞれにいろいろな本が出ているとは思うけれども、本書はそれら三つのアプローチを自由に横断する、先延ばし論考の決定版ガイドといった体をなしている。 意志薄弱や先延ばしというのは考えてみれば自律の理想が裏切られる瞬間であるわけで、理性や自由意志といったことを考えてきたギリシア以来の西洋哲学にとってはつねにまとわりついてくる、避けることのできない身近な課題だったといえる。 それでアメリカの人々は、浪費と放蕩に邁進しつつも、同時にわれわれはこんなにも堕落してしまいそしてそれを止めることができないでいるという、嘆きにも似た自省が共存する屈折した倦怠感にとらわれている(そしてその跡を日本は忠実に辿っている)。GTDやらライフハックやら、即物的な自己統御ノウハウが生まれるのも、あるいはこうした精神史に由来しているのではないだろうか。そして私はやると決めた作業を先延ばしにしていまこのレビューを書いている。なんとかしたいよほんと。

Posted by ブクログ

2012/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「人生とは、当人が書くつもりだった物語とは違った物語が綴られる日記である。(ジェームズ・バリ)」 やれば出来るとか、そういう問題じゃない。 やるときの環境とかそういうものにも左右される。 そういう己を知って、そして達成に向けてどう思考と行動を整えるか。 何かができることは、簡単ではないことを、この本で知った上で生きるべきなのだろう。

Posted by ブクログ

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