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東京の空の下オムレツのにおいは流れる 河出文庫
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東京の空の下オムレツのにおいは流れる 河出文庫

石井好子(著者), 石井好子

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東京の空の下オムレツのにおいは流れる 河出文庫

759

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2011/08/06
JAN 9784309410999

東京の空の下オムレツのにおいは流れる

¥759

商品レビュー

4.3

24件のお客様レビュー

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2026/06/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

随分前に買っておいたのに、しばらく読まずに置いておいたが、ある日断捨離中に読み始めて、虜になったように読み進めた。著者は石井好子、1922年生まれの2010年に故人となった。もっと早くこの人のことを知りたかったし、この人のオムレツを食べてみたいといまでも思う。有楽町にオープンしたというお店も、いまはもうなくなっていた。オープンするにあたって、色んなオムレツを食べあるいては、比べてみたという。 著者は戦前戦後の日本を生きて、アメリカへ留学し、フランスで歌手として生きて暮らした日本人なのだ。この本をはじめとした各著書では、食事のことと歌のこと、外国のことを徒然と書き残しており、日本で暮らした過去については、むしろ苦い思い出のほうが多いように見受けた。日本のシャンソンの草分けといえばまたドラマティックに見えるが、大変な苦労もあったようだ。 それにしても、世界各国のどんな場面でも、食事の描写は著者らしい言葉と表現がとても瑞々しく感じる。ありのままに書き記した文章にも、どこか柔らかくて楽しい雰囲気を感じる。バターはバタで、カフェはキャフェだ。マダム・カメンスキーとのやりとりや、作ってくれたオムレツを食べたエピソードは、ささやかながらも平和なひとときだが、国家間の国際関係の大事さや、海外に著者が身一つで挑んだ勇気さえも読み取ってしまう。フランスで1年間もナチュリストというヌードクラブで歌い続けるだなんて、想像もできないが、著者はやりとげたのだ。厳密には、その途中で体調不良になり、休みを取ったエピソードがあるから、実際には無理のない働き方ができていたのかもしれない。 確かに実家は太く、いつでも帰ってこれるという基盤はあったのだろうが、それにしても歌で海外へ出稼ぎをして、帰ってきてからも音楽とシャンソンと食に心血を注いだのも間違いない。そのほんのわずかな瞬間を切り抜き、読んでいるだけなのかもしれないが、その苦労はそこそこに、日々の食事にこだわる様子は雅にさえ感じる。自分のための食事、誰かのための食事、いずれにも心を砕いて用意している様子が読んでいて楽しく面白い。 日本とフランスと、そこでの生活と食事を著者なりに書き記した本作、エッセイとしても紀行としても、とにかくおすすめである。

Posted by ブクログ

2025/03/11

コロナで嗅覚が効かなくなって、少しずつ回復してたときに読み進めた。なんて香りが漂ってくるのだろう。ついセロリとか香草野菜を買ってしまったり、ビストロに行って子羊のソーセージを食べながらページをめくった。台所に立って料理することはなんて幸せなのだろう、という著者に共感。色んな才能の...

コロナで嗅覚が効かなくなって、少しずつ回復してたときに読み進めた。なんて香りが漂ってくるのだろう。ついセロリとか香草野菜を買ってしまったり、ビストロに行って子羊のソーセージを食べながらページをめくった。台所に立って料理することはなんて幸せなのだろう、という著者に共感。色んな才能のある人だと思うけど、探究心と実行力がすごいと思う。パイシートを使って手軽にフランス風にするのは色々試したいな。

Posted by ブクログ

2025/02/15

読んでいるだけで美味しそうなことに加えて、料理を囲む人たちの楽しさまで伝わってくるよう。知らない料理でもお腹が空いて仕方ないです。胃腸で勝負です、とつらい時期を乗り越えるのを少しでも見習いたい…。

Posted by ブクログ

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