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昭和二十年夏、僕は兵士だった 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/06/23 |
JAN | 9784043944491 |
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昭和二十年夏、僕は兵士だった
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昭和二十年夏、僕は兵士だった
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商品レビュー
4.3
17件のお客様レビュー
(p232から引用)「血の匂いと、それから硝煙の匂い。(中略) 戦争映画を見ると、よく思うんです。どんなにリアルに戦闘場面を描いていても、あの匂いだけは、映画では再現できない。だから僕たちにとっては、やっぱり違うんですよ、たとえものすごくよくできた映画でも。」(軽巡「矢矧」乗員だ...
(p232から引用)「血の匂いと、それから硝煙の匂い。(中略) 戦争映画を見ると、よく思うんです。どんなにリアルに戦闘場面を描いていても、あの匂いだけは、映画では再現できない。だから僕たちにとっては、やっぱり違うんですよ、たとえものすごくよくできた映画でも。」(軽巡「矢矧」乗員だった池田武邦氏) 戦争を直接、体験した人たちが残した言葉を読む、映像を見る、音声を聞く。それをひたすら続けるしかない。それでも、相当の想像力を働かせないと、とてもとても。
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忘れてはいけない日本の過去。 死ぬかもしれないと思うことがなく 毎日を生きることができる。 そのことがどれだけ幸せか、計り知れない。 「好きなことを勉強できることが何より幸せ」という言葉にグサリときた。 毎日大切に生きよう、そう思える本。
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今日は8月15日、終戦記念日である。ここ数日、梯久美子さんが書かれた太平洋戦争に関する本を3冊読んだ。もちろん、8月15日を意識して。 終戦は1945年なので、今年は75年目にあたる。 私自身はもちろん、直接に太平洋戦争を知っている訳ではない。終戦の時、父は16歳、母は10歳だっ...
今日は8月15日、終戦記念日である。ここ数日、梯久美子さんが書かれた太平洋戦争に関する本を3冊読んだ。もちろん、8月15日を意識して。 終戦は1945年なので、今年は75年目にあたる。 私自身はもちろん、直接に太平洋戦争を知っている訳ではない。終戦の時、父は16歳、母は10歳だったので、両親はある程度、実体験として戦争と戦後の混乱期を知っているはずではある。 3冊の本を読んで、改めて感じたのは、私たちは、というか、少なくとも私は、太平洋戦争について、きちんとした知識を持っていないな、ということ。 父親は、既に亡くなっているが、戦争の話をした記憶がない。母親は存命だが、同じく戦争の話をしたことはない。中学校や高校で歴史は勉強するが、近現代史って、ほとんど入試に出ないので、あまり真剣に勉強した記憶がない。 本書は、戦争体験のある5名の著名な方へのインタビューで構成されている。 その中で、建築家の池田武邦さんが、「なぜ無謀な戦争を避けられなかったのか。その理由は、日本人一人一人の中にあるはずです。辛くてもそれと向き合わないと、また同じことを繰り返すに違いありません。」、あるいは、「日本という共同体は、その共同体のために死んだ人々に対して、心から向き合い、弔うということをないがしろにしてきました。」と語られている。 本書の筆者である、梯久美子さんの創作の想いの一部はそういうところに、すなわち、太平洋戦争のある部分を記録しておくことに、あるのではないかと感じる。
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