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物質の究極
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物質の究極

ハインツ・R.パージェル(著者), 黒星瑩一(著者)

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物質の究極

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地人書館
発売年月日 1984/05/01
JAN 9784805201978

物質の究極

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2015/06/26

字も小さいし少し難しいと思う所もあるが 読み返してみると「は」の付く主語もどきの 言葉が言い訳の続く文に二つあったり三つあったりする テニヲハや語順を入れ替えることで 理解できるようになったりすることを除けば 難しい数学入の物理学の本とは思えないほど わかりやすい内容だとも言える...

字も小さいし少し難しいと思う所もあるが 読み返してみると「は」の付く主語もどきの 言葉が言い訳の続く文に二つあったり三つあったりする テニヲハや語順を入れ替えることで 理解できるようになったりすることを除けば 難しい数学入の物理学の本とは思えないほど わかりやすい内容だとも言える 146ページに面白い言葉がある 無限時間について考えるとお互いに相殺し合い 矛盾を消しゼロとなる 真空は存在と無との間でランダムな歪みを繰り返す 164にはサイコロを振る神の手における量子的粒子の 完全な同等性は新たな量子確率という交換力の手品を見せる 26個の文字はお互いに等しいが単語や文になると 多様な違いを見せ可能性を生み出す 同じように宇宙もその素材となる素粒子は数えるほどだが 原子や分子や生命となるに従って無限の多様性を示す 著者は何故抽象的な精神による発明である数学と 物の世界を解き明かす物理学にどんな関係があるかと問い 内的な論理と物質創造の論理の間に関連があるとは思えないと言う エレガントな数学的対称性を適用することによって 対称性が相互作用を意味することを学んだともいう 最後のところで論理性をハショッているように見えてくる 自然をひたすら観察するという物理学はオカシナ事に 心とか意識というモノを無視してモノの一面に特化し 自然界が一つの統合された理論から始まっているという 勝手な前提条件の上に組み立てていることである つまり題名が示している通りの客観的唯物論でありながら 唯一無二の一成る神による支配の存在を意識して スタートしているのである それに引き換え数学は損得感などなくシンプルである それにしても この著者も一神教に侵された依存者から卒業できていない 生命の多様性を単なるバラバラの差異としか捉えられず 意識の繋がりという全体観を見失っているようだ

Posted by ブクログ

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