巨悪の同盟 ヒトラーとドイツ巨大企業の罪と罰

ジョーゼフボーキン【著】, 佐藤正弥【訳】

• 販売会社／発売会社: 原書房
• 発売年月日: 2011/06/01
• JAN: 9784562046928

商品レビュー

2014/12/27

ヒムラーはIGファルベン者事業計画を自ら直接支援することや約束し、1万人の強制収容所囚人からなる労働力を直ちに提供することを保証した 。IGファルベンのアウシュビッツ工場建設は同社にとって企業史上、他に類のない位置づけをもたらしていた。囚人労働者が規則違反をした場合は、懲罰、処刑された。建設作業日程を間に合わせるために、IGファルベン経営幹部は囚人をほとんど殺人的ペースで働かせた。囚人も耐えられなくて自殺するもの、処刑されるもの、死ぬものが多く、工場の1年間の労働補充率は少なくとも300％に達していた。疲労から1日100人以上の囚人が死んでいた 。囚人監督（カポ）は囚人に徹底的に仕事をさせていたが、要求された作業達成量を充たされない場合は、カポも処罰されたから、必死だった。