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懐かしい家 小池真理子怪奇幻想傑作選 1 角川ホラー文庫
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懐かしい家 小池真理子怪奇幻想傑作選 1 角川ホラー文庫

小池真理子【著】

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懐かしい家 小池真理子怪奇幻想傑作選 1 角川ホラー文庫

682

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/05/25
JAN 9784041494189

懐かしい家

¥682

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3.7

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2025/09/28
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怪奇幻想傑作選1 日常の隣に異形や幻想がひそむ―小池真理子さんらしさが詰まった短編集。 死者との再会、過去の記憶、愛と恐怖の同居といったテーマが、静かな筆致で描かれる。 『ミミ』 (集英社文庫『命日』初出) 両親と婚約者を同時に事故で失った女性。絶望から立ち上がるために開いたピアノ教室に、一人の少女が通い始める。 少女との交流は、主人公にとって救いであり、同時に過去と死者との境界を揺るがすような出来事を招いていく。 「神かくし」 (新潮文庫『水無月の墓』初出) 神隠しの能力を持ってしまった少女の物語。 一見すると怪異譚だが、それはむしろ少女が生き延びるために編み出した「生き方の術」なのかもしれない。 「首」 (ハヤカワ文庫『薔薇船』初出) 兄に「この世は常世だ」と教えられた少女。やがて兄は亡くなり、首だけの姿となって現世に現れる。 現世で再び亡くなった兄は、今度は「この世の常世」に生まれ変わっていく。 「蛇口」 (『コットン』1991年8月号初出) 人が死ぬとき、必ず「蛇口」が見えるという男。その異能がもたらす不可思議な運命。 やがて彼自身が最後に目にすることになる「蛇口」とは――。これは 世にも奇妙な物語でドラマ化されたのを観た記憶があります。 「車影」 (中央公論『見えない情事』初出) 不可思議な「よみ交通」の車影。 「貴方様を無事にお運びすることを使命としています」という言葉のもと、どこへ向かうのかも知れぬ旅が始まる。これもドラマ化された記憶。 「康平の背中」 (新潮文庫『夜は満ちる』初出) 望まぬ求婚を受ける女性の前に、4年前に事故死した愛する男が現れる。 目の前にいるのは、果たして彼なのか―それとも異形の何かか。 実はこれが一番怖い。ラストの一言をそこに持っていくセンス。 「くちづけ」 (祥伝社文庫『午後のロマネスク』初出) わずか5ページほどの小品。 罪を積み重ねながらも、どうしても結ばれたいと願う二人。 果てしなく続くような長い旅路の先にあるのは。 「懐かしい家」 (『デジタル野性時代』2011年初出) 生まれ育った懐かしい家に、一人戻った女性。 そこに広がるのは、かつての楽しかった記憶 しかしそれは、幻想に過ぎないのかもしれない。 山田太一『異人たちとの夏』を思わせるような、過去の幸福な時間との邂逅。懐かしさと幻想が溶け合う。表題作らしく、小池真理子の「記憶と死者の交錯」というテーマが凝縮されている。

Posted by ブクログ

2025/06/20

全編好きだったことに読み終わってから気づいて驚いた。どこか寂しくて怖い短編集。主人公たちは皆いき詰まっていたり孤独だったりして、その心の隙間につけ入るように怪異がやってくる。全部好きだけど一番を訊かれたら孤独の形が似ている子どもの怪異に好かれてしまう『ミミ』が一番好きと答えるかも...

全編好きだったことに読み終わってから気づいて驚いた。どこか寂しくて怖い短編集。主人公たちは皆いき詰まっていたり孤独だったりして、その心の隙間につけ入るように怪異がやってくる。全部好きだけど一番を訊かれたら孤独の形が似ている子どもの怪異に好かれてしまう『ミミ』が一番好きと答えるかも。

Posted by ブクログ

2025/01/17

小池真理子さんの小説は、読んでいてとても心地よく、癒される。上品で、自然に流れる文章に引き込まれ、気付くと物語の世界に自分が居る感覚・・何度も味わっている。大好きな作家さん。

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