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マイ仏教 新潮新書
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みうらじゅん(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/05/16
JAN 9784106104213

マイ仏教

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商品レビュー

4.1

163件のお客様レビュー

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2026/09/05

仏教者にとって修行の目的は、言うまでもなく成仏ですよね。ところが、私たちが日常的に使う「成仏」という言葉の意味するところは、死ぬことであったり、死んだ人を指して仏と言ったりすることがありますね。こんな大いなる誤りがどうしてできあがったのかといえば、日本古来の死生観が仏教に入り込ん...

仏教者にとって修行の目的は、言うまでもなく成仏ですよね。ところが、私たちが日常的に使う「成仏」という言葉の意味するところは、死ぬことであったり、死んだ人を指して仏と言ったりすることがありますね。こんな大いなる誤りがどうしてできあがったのかといえば、日本古来の死生観が仏教に入り込んで、日本独自の仏教ができあがっていったのですね。 また、お盆の風習もおかしいですね。成仏した人がのこのこ帰ってくるなんて、自己矛盾というものですよ。お盆は、古神道における先祖供養の儀式や神事を、江戸幕府が庶民に仏教式で行うことを強制し、仏教行事の「盂蘭盆」が習合して現在の形ができたようです。仏教者がきちんと説明せずに、お布施ばかりをありがたく頂いて帰る姿を見ると、恭しい顔つきの裏で舌を出しているような気がしてなりません。まあ、目くじらを立てずに、それが日本型の仏教と思い、ゆる〜く仏教を考えたほうがよいのかもしれません。 ゆるキャラやマイブームの名付け親・みうらじゅんが、ゆる〜く仏教を語ったのが本書です。語り口はゆるいのですが、その指摘は本質をついています。例えば、『僕滅運動』の提唱があります。小乗仏教が個人の解脱を目指すものであれば、『自分探し』は正しいですが、大乗仏教の真髄は菩薩の利他行であり、これをみうらじゅん流に言えば『自分なくし』であり、言葉を変えれば『僕滅』だというのです。 僕滅は具体的にどうすればよいかというと、「なんでこの俺が」というフレーズを禁句にすることだといいます。例えば奥さんに「家のゴミを出してきて」と頼まれたら、「なんで俺がゴミを出さなきゃいけないんだ」と思うのではなく、「そうすれば妻が喜ぶのだから、ご機嫌を取るためにやろう」と思うようにするのだそうです。「機嫌を取る」なんて、なんだか作為的でネガティブなイメージがありますが、著者はこれを「利他行」「菩薩行」と結びつけ、大乗仏教の思想にまで敷衍していきます。菩薩道の実践は、『ご機嫌取り』だと割り切れば楽ですね。しかも、説得力があります。こんな調子で若手僧侶の前で講演し、それが結構な人気だというのもうなずけますね。 もう一つ、「比較三原則」なんていうものもあります。これは、他人、過去、親と自分を比較してはいけないという、みうらじゅんの教えです。悩みの根源には『比較』があるからなので、まずは比較しなければだいぶ楽になるといいます。辛い時には、「そこがいいんじゃない!」と口にしてみることを勧めています。口にすることで脳がそのように働き始めるというのです。これがみうら流の「念仏」なんだそうです。 このように本書には、著者ならではの仏教解説がぎっしり詰め込まれていて、そこには本質に迫る熟慮の跡が見られます。葬式仏教に堕した宗教者にはない、生きた仏教を見出すことができます。

Posted by ブクログ

2026/04/24

仏教本をひたすら読んでるとどんどん真剣になって知識も増えて頭ガチガチになったり、他ジャンル例えば量子力学と掛け合わそうとして余計に仏教の方が訳わからんなったりする。この本は読み始めた瞬間から久々に軽快な気分になった。内容も文体も優しくなんといっても他の仏教本にはないゆるい笑いとい...

仏教本をひたすら読んでるとどんどん真剣になって知識も増えて頭ガチガチになったり、他ジャンル例えば量子力学と掛け合わそうとして余計に仏教の方が訳わからんなったりする。この本は読み始めた瞬間から久々に軽快な気分になった。内容も文体も優しくなんといっても他の仏教本にはないゆるい笑いというおもしろさがある。この手の本や語りスタイルは仏教ファンの芸能人や寂聴さんとかそういう人にしか出せない。ある坊さんが書いた本は本人はウケ狙いでおもしろいエピソードとして書いてるつもりなのだが読んでるこちらはサブいといちいち感じてしまうものもある。私に合ってないだけなのだが…。そういう意味で数少ない貴重な本に出会えて良かった。

Posted by ブクログ

2026/03/04

彼も特撮から仏像からの仏教への興味になったし、ポップな側面から気軽に仏教に興味を持つのもオッケーなのでは。「地獄ブームと後ろメタファー」の章には納得。私も何兆年も焼かれる地獄に行きたくない。 全文はブログで https://wp.me/pgG1ce-1OU

Posted by ブクログ

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