商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 洋泉社 |
発売年月日 | 2011/05/16 |
JAN | 9784862487377 |
- 書籍
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日本は天然資源で復活する
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日本は天然資源で復活する
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もうすぐ50歳が近づいている私ですが、自分の中での常識は数十年前に小中学校で習った内容が多く占めているのが現状です。その一つとして、日本は天然資源に恵まれていないので、資源を輸入した加工貿易をするのが生きる道だというものです。 数年前に、天然の鉱山以外に都市鉱山をカウントすれ...
もうすぐ50歳が近づいている私ですが、自分の中での常識は数十年前に小中学校で習った内容が多く占めているのが現状です。その一つとして、日本は天然資源に恵まれていないので、資源を輸入した加工貿易をするのが生きる道だというものです。 数年前に、天然の鉱山以外に都市鉱山をカウントすれば、日本の「金や銀」の埋蔵量は世界一になるという本を読んで驚いたことがあります。 この本は、日本にはそれら以外にも次世代エネルギーの時代をリードできる資源と、それを有効活用できる技術があることを述べています。 日本は資源大国ですか。イギリスが北海油田を開発してから石油輸出国になりましたが、日本も将来、エネルギー輸出国になることを期待したいものです。 以下は気になったポイントです。 ・日本の海底には、莫大な量の鉱物資源が眠っていうることが判明した、特に、南鳥島、沖の鳥島付近にある「コバルトリッチ・クラスト」で、コバルト、ニッケル、レアアースを含んだ海底岩石を覆う鉄マンガン酸化物の鉱床のこと(p10) ・日本には、海底資源の採掘技術はある、これは炭鉱で培った技術で、深海で活動するロボット技術、潜航技術がある、ないのは海底からものを引き上げる技術である(p11) ・日本の石炭火力発電は、世界一の発電効率:41.6%を誇る、また排出される二酸化炭素の回収技術、排煙のクリーン化も進んでいる(p12) ・日本国内で自給している一次エネルギー源は、4%、ウラン燃料は全量輸入しているが、数年使用できることは、使用済み核燃料を再利用できることを考えて原子力分(14%)を加えると、18%となる(p14) ・自給率4%の内訳は、水力:29%、地熱・太陽光:17%、バイオマス:34%、天然ガス:16%、石油:4%である(p15) ・次世代自動車は、ネオジム磁石以外にもおおくのレアメタル・レアアースが使われている、LEDライトはGa,In、蓄電池はNi,Co,Li,Pt等(p16) ・日本の都市鉱山に含まれる金(ゴールド)の蓄積量は合計で6800トンで世界一位の地下埋蔵量をもつ南アフリカ(6000トン)を超える、蓄積量は、1)使用中ストック、2)使用済ストック、3)散逸ストックの合計である(p33) ・地球上の水の量は、13.86億立方キロあるが、淡水はそのうち2.53%、人間が利用可能な水は0.01%である(p34) ・北海道ニセコ地区にはオーストラリア資本が続々と進出していて、観光客の7割は外国人、2006年から3年連続で地価上昇率は全国一位(p41) ・中国人は投資先を国外に求め、とくに土地の永久所有権が認められる日本に着目した、上海から近場の福江島(長崎県五島市)はその一例(p46) ・世界の水メジャーである「スエズ」「ヴェオリア」(フランス)と「テムズウォーター」(イギリス)の3社で、世界市場における給水人口の約8割を占める(p64) ・中国では資産12億円を超える富裕層(5万5000人)が、中国の富の8割を占める(p70) ・中国人の富裕層はバンクーバーへ移民を始めていて、バンクーバー周辺の230万人中、40万人が中国人であり、中国ルールが押し通されようとしている(p74) ・主な日本の土地制度の変化は、1945:農地改革(農地を政府が買い上げて小作人へ売渡)、1873:地租改正(税が米から金へ)、1643:田畑永代売買禁止令、1588:太閤検地、743:墾田永年私財法、645:公地公民制(p82) 2011/7/2作成
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