商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/04/25 |
JAN | 9784101345536 |
- 書籍
- 文庫
デンデラ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
デンデラ
¥649
在庫なし
商品レビュー
3.4
57件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
70歳で小娘扱いの婆シスターフッド熊バトル小説。好きです。これを映画化しよう……8割方、熊と闘っていよう。。 デンデラ創立者の、村への復讐に燃えるメイちゃん(唯一の年齢三桁)を筆頭にタフな婆様がたくさん。口調が丁寧語(ホノちゃん)・ほぼ現代語(マルちゃん)・男前(この2人以外)なので、百合目線が一切無い学園ものみたいに思えてきます。「私」「お前」「貴様」「貴女」だからな…でも婆らしく体力が無かったりするので混乱してくる。 やっぱりマサリちゃんとヒカリちゃん格好良いなぁ。映画版もこのふたりが好きでした。眼帯倍賞美津子さまウットリ。 ソウちゃんが檻の中のカユちゃんと話しに来るシーンとか、イツルちゃんとキュウちゃんが道で言い合ってた後の展開でホノちゃんへの「殺してやる!」とか、ちょいちょい良いシーン挟んできてグッときます。良いシーンか? カユちゃん70年間ものを考えずに生きてきてて周りにびっくりされてて本人もびっくりしてたけど、これがあるのでちょっと達観してるのかなと思ったりしました。人とか獣とかそういう垣根すらなく思考していく…最期には人を超えていく。 本当に、これを映像化しましょう。2時間じゃ足りないしグロいし女優さんたちを熊と闘わせるの危ないから、アニメで良いからさ。これ羆っぽいので尚更大きくて危ない。 「やはり、私がいなければ駄目だったな」…ヒカリちゃん。。 登場人物たちをちゃん呼びしても全く違和感ない。 そうした怠慢をつづけていては下品な恥知らずになってしまうと斎藤カユは思っていました。生者が面白くないという理由だけで死者について考えるのは逃避だと、それでは下品な恥知らずと同じことをしていると思い至りまして、自分自身への失望を高めるのでした。 …等々、この調子の地の文も好きでした。
Posted by
逃げるのか?留まるのか?諦めるのか?抗うのか? そう、戦わなければ、明日はない。 五十人の老婆が、コミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」 ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の...
逃げるのか?留まるのか?諦めるのか?抗うのか? そう、戦わなければ、明日はない。 五十人の老婆が、コミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」 ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の襲来により、修羅場と化した。 --------- 姥捨てと羆の来襲。題材としては面白そうだと思ったが、その設定が生かしきれなかった。文体がそぐわない。 また、老婆の名前がいちいち羅列されるのもどうかと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
終始、登場人物をおばあちゃんに脳内再生するのがむつかしかった。 というのも、おばあちゃんってこんなに動けるものかな?という疑問が最後までぬぐえなかった。 粗末な食事で睡眠もまともに取れず、こんなに日々動けるものか? 場面のリアリティがあるだけに違和感が常にある状態だった。 ラストも、想像させるやり方で終了、主人公生き残らないパターンか。
Posted by