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身近な雑草の愉快な生きかた ちくま文庫
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身近な雑草の愉快な生きかた ちくま文庫

稲垣栄洋【著】, 三上修【画】

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身近な雑草の愉快な生きかた ちくま文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2011/04/08
JAN 9784480428196

身近な雑草の愉快な生きかた

¥814

商品レビュー

4.2

29件のお客様レビュー

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2025/12/26

 理系の学者の中には文章が面白い人がいる。この筆者もその意味で達人の一人だ。専門的な難しい話を実に分かりやすく述べる。一般人に伝えるべき情報は何かを知り抜いているからこそできる芸当なのだ。  雑草と呼ばれる植物には実はさまざまな生存のための工夫があり、それ故に踏まれてもむしられて...

 理系の学者の中には文章が面白い人がいる。この筆者もその意味で達人の一人だ。専門的な難しい話を実に分かりやすく述べる。一般人に伝えるべき情報は何かを知り抜いているからこそできる芸当なのだ。  雑草と呼ばれる植物には実はさまざまな生存のための工夫があり、それ故に踏まれてもむしられても食われてもその数を増やしてきたことが、分かりやすく述べられている。雑草を人間のように描写する手法が読者にある種の共感をもたらすのである。  雑草という草はないといったのは誰だったか忘れたが、それぞれが進化の過程で独自に築き上げた生存戦略は、その仕組みを知ると実に共感を呼ぶものであることが分かる。  三上修氏による細密画的な挿絵も魅力だ。親本が上梓されたのは2003年というから、すでに多くの人に読まれているはずだ。人生の応援にもなる内容なので、お勧めしたい。

Posted by ブクログ

2025/10/16

道端でよく見かける雑草たちの知られざる生態。 手厚く世話してもらえる園芸用植物や栽培植物と違い、自力で生き抜かねばならない雑草たちの努力(?)と工夫にはただただ感心する。 芽を出したその場から動くことができない(ネナシカズラなんてやつもいるが…)弱い草たち。 脳も心臓もない生物...

道端でよく見かける雑草たちの知られざる生態。 手厚く世話してもらえる園芸用植物や栽培植物と違い、自力で生き抜かねばならない雑草たちの努力(?)と工夫にはただただ感心する。 芽を出したその場から動くことができない(ネナシカズラなんてやつもいるが…)弱い草たち。 脳も心臓もない生物なのに、確実に意思を持って行動している。 おかれた環境を上手く使い、他の植物や動物をしたたかに利用し、また自らも利用される。 ゴルフ場の芝の長さに合わせて穂をつけるスズメノカタビラや、水田で稲に擬態し続けて繁栄してきた結果、田んぼでしか暮らせなくなったタイヌビエなど、人間の営みの中で適応している植物も多くあり、人も自然の一部なのだなあとしみじみ。 よく似た外来のアサガオとは違いたくましく生き抜くヒルガオの話、力強いオヒシバに比べて臨機応変に成長戦略を変えるメヒシバの話が印象に残った。 それから野暮な人に可哀想な名をつけられた草たち。当の本人(本草!?)はそんなこと気にも留めてないと思うが、今後は瑠璃唐草(オオイヌノフグリ)、早乙女蔓(ヘクソカズラ)と呼んであげたい。

Posted by ブクログ

2025/05/27

コミカルでリズミカルに話を進めていき、時には歴史や社会とも絡め、身近な彼らのことを面白可笑しく語る。 擬人化された植物たちのハッと驚かされる策略の数々、人間なんかよりはるかに高等な進化を遂げ、強い存在であることに気付かされる。 そしてこんな知的で笑える文章に添えられた繊細なな描写...

コミカルでリズミカルに話を進めていき、時には歴史や社会とも絡め、身近な彼らのことを面白可笑しく語る。 擬人化された植物たちのハッと驚かされる策略の数々、人間なんかよりはるかに高等な進化を遂げ、強い存在であることに気付かされる。 そしてこんな知的で笑える文章に添えられた繊細なな描写の画が素晴らしい。 この世は知らない不思議に満ちている。

Posted by ブクログ