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飢えのリトルネロ
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飢えのリトルネロ

ジャン・マリー・ギュスターヴル・クレジオ【著】, 村野美優【訳】

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飢えのリトルネロ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2011/03/24
JAN 9784562046720

飢えのリトルネロ

¥2,420

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2013/11/14

村野美優さんは、ル・クレジオ作品の訳者の中で、一番良い。 読みやすい。 私は、フランス語でこの本を読んでから、村野さんの和訳を読み、「ああ、そうだったのか」と、原文を再読し、感心した部分がいくつもある。 わかる人はわかっています。村野さん、がんばって下さい。

Posted by ブクログ

2012/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノーベル賞作家の作品って読みにくい印象があるし、ル・クレジオは「海を見たことがなかった少年」しか読んでいないので、どうかなあと思いつつ読んだら、良かった!! 戦前から戦後のパリに生きる少女エテルの物語。 大伯父の深い愛情、極貧のロシア人美少女との友情など微妙な心の動きも丹念に描かれている。大伯父の遺産を受け継ぎながら、父が無謀な投資をし、破産に至る様子。裕福だったころの父のサロンに通っていた人々の裏切り。父と母の諍い。どれもリアルなディテールをもって語られる。何より哀切を極めたのは父と長らく愛人関係にあった女性の零落ぶりと、それでもエテルには愛とプライドをもって接する様子。 ヴォイチェホフスカ「夜が明けるまで」とともに反骨精神旺盛な少女の戦中記としておすすめ。

Posted by ブクログ

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