商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/03/24 |
JAN | 9784103096344 |
- 書籍
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十字軍物語(2)
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十字軍物語(2)
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3.9
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十字軍の物語、二作目です。前回、第一次十字軍の諸侯らがイェルサレムの他に合わせて四つのキリスト教国家を打ち立てたところで終わりますが、今回はイスラムの反撃によりイェルサレムが奪還されてしまうところで終わります。イェルサレム奪還そのものが思ってたよりも穏やかだったのが救いでした。前...
十字軍の物語、二作目です。前回、第一次十字軍の諸侯らがイェルサレムの他に合わせて四つのキリスト教国家を打ち立てたところで終わりますが、今回はイスラムの反撃によりイェルサレムが奪還されてしまうところで終わります。イェルサレム奪還そのものが思ってたよりも穏やかだったのが救いでした。前作のイェルサレム解放?とは名ばかりの虐殺が酷かったので。。知識人同士で話し合いか出来たのがよかったのか。 物事には流れがあると言われますが今回は劣勢一方のキリスト教徒です。やはりアウェーである以上、戦力不足は否めないのでそれを考えるとビザンツ帝国と協力体制になれない状況で敵方の懐深くに入り込みすぎているのが難しかったのか。 そして改めて二作目を読むといかに第一次十字軍の諸侯の突き進む意思とエネルギッシュさが凄まじかったかが分かります。何もないところから何かを得よう、成し遂げようとするパワーは、生まれた時から当たり前にあるものを維持するよりも遥かに強いようです。 今、並行してファンタジー小説を読んでいますが、そちらと違ってこちらは過去に実際にあったことなのかと思うと圧倒されます。次の3巻で終わりますが、この先どうなるのか結果だけは歴史の授業で知っているけれど、どのような歴史ドラマがあったのか早く読みたいです。
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十字軍とイスラムの英雄サラディンとの戦い。テンプル騎士団、病院騎士団との団結、神聖ローマ帝国、イスラムとキリスト教の対立、シーア派とスンニー派、ハッティンの戦い、聖戦ジハード、当時の歴史の動きがありありと目に浮かぶさまである。
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十字軍国家の成立からサラディンによる奪還までを書いた物語。読み始めると一気に読み切ってしまう迫力。 サラディンは有名だけど、敵には恵まれなかったのだなぁと思った。希代の戦略家ではあるのかもしれないが、その実力のほどは、敵が弱かっただけには、正確にはつかめない。意外と地味な感じがし...
十字軍国家の成立からサラディンによる奪還までを書いた物語。読み始めると一気に読み切ってしまう迫力。 サラディンは有名だけど、敵には恵まれなかったのだなぁと思った。希代の戦略家ではあるのかもしれないが、その実力のほどは、敵が弱かっただけには、正確にはつかめない。意外と地味な感じがした。 ヨーロッパの歴史研究者が意外に偏狭なところも驚いた。宗教的な縛りで、経済的な観点の考察が不足しているなんてね。日本人である塩野さんの本領発揮と思った。自分もこういう形で日本人であることの利点を生かし、キリスト教的読み終わったがらみから自由でいたいと思った。
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