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ユリゴコロ
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ユリゴコロ
¥1,540
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商品レビュー
3.8
472件のお客様レビュー
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288ページ 1400円 4月25日〜4月26日 亮介は、恋人の千絵が失踪し、父ががんの診断を受ける。そんな中、母が交通事故で亡くなるという、次々と襲いかかる不幸の中にいた。たまたま訪れた実家の押し入れから、母の名前が書かれた包みに入っていた髪の毛と、何冊かのノートを見つける。ユリゴコロとタイトルがつけられたノートには、私は平気で人を殺すことができると、信じられない内容が綴られていた。 母が入れ替わったように感じていた幼い頃の自分の感覚は正しく、その母を亡きものにしたのが母の家族であった。しかも死んだと思っていた本当の母は生きており、共に働いていた人だったと最後にわかった時は衝撃だった。平気で人を殺す人間というのに吐き気がした。恋人が失踪した話と、母の話が独立しており、それが残念なような気がした。
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ユリゴコロ、という手記を主人公がたまたま見つけてしまったところから始まる物語。 中には殺人の告白があり、しかもそれが自分の母親なのではないかという仮説に主人公が翻弄されていく。 美沙子に最初から最後までやられっぱなしなストーリーでした。 お父さんとソウルメイトというか本当に離れられない間柄だったんだろうなと。 そしてやはりお腹を痛めた子供は可愛くて仕方がなかったんだろうな、と。
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ユリゴコロ 沼田まほかる ∞----------------------∞ 何だか気持ち悪いなぁと思いながらも、ページをめくる手が止まらない。 第一人称が男か女かも分からない、手記か小説かも分からない、ノート4冊に渡って書かれた「ユリゴコロ」というタイトルのついた話の謎。 子供の頃からさりげなく殺人を犯していく様はただのサイコパスなんだけど、自分の体を売って稼いでいる時に出会った男性(その後の夫)の感性に惹かれるように、彼女も変わっていく。 その彼女の息子とされる亮介は、婚約者の千絵が失踪し、と思ってたら実は既婚者だったり、父や祖母は闘病中、自分の店の経営も傾きがちという、実に苦境のど真ん中だった。そんな時にこんな手記を読んでたら、自分の存在すら認めたくなくなるかも知れない。 最後はなんとなく無理やりな感じにまとまってしまったけど、うっすら細谷さんは裏があるなぁとは感じてた。ただの「好き」じゃないよなと。 初めはホラーかな?ミステリーかな?と思って読んでたのに恋愛で終わるというジャンルがよく分からない小説だったけど、こんなのも嫌いじゃない。 2024/02/22 読了(図書館)
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