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ドクター・ラット ストレンジ・フィクション
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ドクター・ラット ストレンジ・フィクション

ウィリアムコッツウィンクル【著】, 内田昌之【訳】

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ドクター・ラット ストレンジ・フィクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2011/03/18
JAN 9784309630038

ドクター・ラット

¥2,090

商品レビュー

3.6

26件のお客様レビュー

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2025/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中盤面白かったが、オチはなんだか消化不良。 結局話自体は動物たちが世界各地で集まって人間が全員殺しましたよってだけだったな。もっと何かあると思っていたのだが。集まっていくスピード感、ワクワク感は楽しかった。誰が呼びかけたのか、「一つの動物になる」とはどういう意味だったのか、そもそもなぜ集まるのか、なぜドクターラットだけはこの流れに含まれていないのか、色々な疑問が次々に湧き、その答えがあると思って読み進めたのだが、特に答えはなく。残念。 訳者の後書きを読むとどうやらそういう作品ではないらしい。何か大きな種明かしやらどんでん返しがあるわけではなくただ動物が人類に反抗し集まるこのドライブ感を楽しむ本だったよう。にしちゃ長くないか、特にオチがないのならもう少し短くても同じような楽しめたと思うのだが。最後ラットがただ一匹残って歩いていく描写は「虚しい勝利」を感じさせる良い終わりだった。 もう少しSFを期待していたのだが、そうでもなかったよう。

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2024/11/24

動物視点の残酷な寓話。全動物が結束し反乱。去勢され狂ったドクターラット一匹だけが人間の味方。肉食や動物実験は生命の犠牲で成立つ。読後,人間が厭になる。(生物兵器は脅威。)※象が列車に体当/狼の一族

Posted by ブクログ

2024/11/02

最後まで、なんだなんだ何が始まるんだと思いながら、駆け抜けるように読み終えた。 「何か」に呼ばれ現状を捨て集まる動物たちの視点と、それを止めようと奮闘する少々狂ったネズミ、ドクターラットの視点が交互に書かれている。現実的な動物達の訴えと、動物実験を推進したいネズミというファンタジ...

最後まで、なんだなんだ何が始まるんだと思いながら、駆け抜けるように読み終えた。 「何か」に呼ばれ現状を捨て集まる動物たちの視点と、それを止めようと奮闘する少々狂ったネズミ、ドクターラットの視点が交互に書かれている。現実的な動物達の訴えと、動物実験を推進したいネズミというファンタジーさの対比が不思議な感覚だった。 人間も同じ動物だからこそ過剰な搾取はよくないとも思えるし、それも含めて人間という動物の一種と表現できるのか、など色々頭を巡った。50年前の本と知り驚く。 ペットとして飼われていた犬の 「いまのおれには主人のことがよくわかる。すごく乾いていて、すごく満たされていなくて、おれにそれを埋めてほしくてたまらない」 が頭に残った。帰ってきて駆け寄ってくれるペットが、こう思っていたっておかしくない。

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