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遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか? 朝日新書
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遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか? 朝日新書

中沢明子(著者), 古市憲寿(著者)

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遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか? 朝日新書

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2011/03/11
JAN 9784022733870

遠足型消費の時代

¥814

商品レビュー

3.1

28件のお客様レビュー

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2018/12/09

不景気だからモノが売れないのではなく、それによって変わった生活スタイルや価値観に対応できていないだけだと気付かされる。語り口調気味の文体は好き嫌いが分かれる。新書らしくて好き。 ・バブル時代:ギラギラ消費「海外旅行型消費」 ・ゼロ年代以降:堅実志向なキラキラ消費「遠足型消費」  ...

不景気だからモノが売れないのではなく、それによって変わった生活スタイルや価値観に対応できていないだけだと気付かされる。語り口調気味の文体は好き嫌いが分かれる。新書らしくて好き。 ・バブル時代:ギラギラ消費「海外旅行型消費」 ・ゼロ年代以降:堅実志向なキラキラ消費「遠足型消費」  ⇒日常の延長として消費やレジャーを体験型で楽しむスタイル。日帰り。 ・ルクエ:舶来物のキラキラした非日常性と実用性のリアリティ ・キッチンペーパーバウンティ ・花ふきん、白雪ふきん ・若年層ほど進む「コンサマトリー化(=身近な関係や幸せを大切にする価値観)」  ⇒モノを買う=お金を払ってメンバーシップを得ることに近くなる ・総務省「国民生活に関する世論調査」  ⇒日頃の生活で充実感を感じる(1989⇒2010)   「家族団らんの時(40.7%⇒49.5%)」   「友人や知人と会合、雑談をしている時(25.2%⇒41.6%) ・信頼される雑誌リー ・ルミネ ・情報が一瞬で消費されてしまう時代において絶えず変化を表現しつづける「キラキラ」した場所が今後ますます求められる ・低賃金労働の最後の担い手=囚人(アメリカ)  ⇒福利厚生なし、組合なし、勤務態度○ ・遠足型消費の優等生「埼玉」 ・繰り返される「男性の女性化」現象  ⇒1964年サザエさんで「男性の女性化」という台詞が登場している  ⇒「みゆき族」の服装 ・データの積み重ねが正解に繋がらない時代  ⇒知識を持つことよりも知識を調整して統合する力が重要

Posted by ブクログ

2018/10/13

言いたいことはわかるが、やや散漫な印象。この表現や書きぶりだとターゲット読者のひとり「お父さん」は分からないだろう。

Posted by ブクログ

2018/10/08

最近、週刊誌の記事のようなレベルの低い新書が多いだけに、この本もその一つだろうと思って無視していたが、意外にも使える内容だった。今現在、消費財のマーケティングに関わる者にとっては大いに参考になる。 異色のコンビによる共著で書かれた本書は、女性雑誌ライターがキャッチーで読みやすい...

最近、週刊誌の記事のようなレベルの低い新書が多いだけに、この本もその一つだろうと思って無視していたが、意外にも使える内容だった。今現在、消費財のマーケティングに関わる者にとっては大いに参考になる。 異色のコンビによる共著で書かれた本書は、女性雑誌ライターがキャッチーで読みやすい文章を担当し、男性の東大大学院生が様々な現象について適格で理論的な背景分析を行うといった分担になっているのであろう。そのため、分かりやすくかつ説得力がある内容でとても参考になった。 若者が自動車に感心を持たず、CDのミリオンセターが出ないなど、モノが売れない時代と言われている現代の消費市場について、やんわりとそれは売り手の言い訳だという。デフレによって消費者は賢くなり、本当に必要なものだけをを品質を見極めて消費する。だから、そうした安くて比較的品質の良い商品を提供しているユニクロやニトリが勝ち組となっているというよくある論調には意義を唱える。 コストコやIKEA、H&Mで買い物をし、キッチンにはルクエ、愛読書はMart といった消費者は、決して必要ではないものでも躊躇なく購入し消費するという現象は説明できない。本書では、こうした商品や店には「キラキラ」があるという。それは今現在特有の現象ではなく、80年代のセゾングループや、都会でRV車が売れた90年代、遡れば19世紀のフランスに初めてボン・マルシェという名で初めてデパートが出来たときにパリ市民が熱狂したことなどを引き合いに、それはいつの時代も常にそうしたキラキラを輝く存在があるという。変化する市場に対して、どう向き合うかということが売り手には常に求められているということである。ルイ・ヴィトンなどの高級ブランドも敏感にそうした変化に対応して自らのポジションを変化させているのである。

Posted by ブクログ

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