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ポリティコン(下)
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ポリティコン(下)

桐野夏生【著】

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1,728

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/02/15
JAN 9784163299600

ポリティコン(下)

¥1,728

商品レビュー

3.4

44件のお客様レビュー

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2024/06/15

理想郷の後継者である 東一の自己中に辟易。 コミューンという閉鎖 された環境が、 このような怪物を生み だすのでしょうか。 他人の労を横取りして 己の美徳と偽るなかれ。 自分の庭を飾るために 他人の花を摘むその手。 その穢れた手で慈しん でも、 花は色も香りも失って ...

理想郷の後継者である 東一の自己中に辟易。 コミューンという閉鎖 された環境が、 このような怪物を生み だすのでしょうか。 他人の労を横取りして 己の美徳と偽るなかれ。 自分の庭を飾るために 他人の花を摘むその手。 その穢れた手で慈しん でも、 花は色も香りも失って 枯れゆくばかりです。 自分の庭を飾る花なら 汗と愛で育てなさいと。

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2023/08/15

 上巻は東一の葛藤や村内の理屈っぽい人間関係などが多くてなんとなく読み進まなかった。下巻は展開が早く、引き込まれて読んだ。  唯腕村に似た「新しき村」は今でも聞くことあり、「どんな場所なのだろう」と思っていたので、この小説を読んでその思想や時代の背景がわかったように思う。唯腕村と...

 上巻は東一の葛藤や村内の理屈っぽい人間関係などが多くてなんとなく読み進まなかった。下巻は展開が早く、引き込まれて読んだ。  唯腕村に似た「新しき村」は今でも聞くことあり、「どんな場所なのだろう」と思っていたので、この小説を読んでその思想や時代の背景がわかったように思う。唯腕村という理想郷を立ち上げたのはいいけど、次の世代が直面する問題がとても興味深く描かれている。囲われた村だけでなく、身近な世間も同様の問題が起きているようにおもう。また、あんなに苦しめられた理想郷に若者達はまた残ろうとする。どういう意味が込められているのだろう。

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2020/01/12

父親の葬儀で、半ば強引に理事長になった東一は、そのやり方に反感を抱かれて村が二分する事態に。 また、村の事業を大きくして収入を得て村を建て直そうとするが、うまくいかない。 危ない橋も渡る。 マヤとの関係も上手くいかなくなり、そこからあっという間の年月が経過する。 一時期はユートピ...

父親の葬儀で、半ば強引に理事長になった東一は、そのやり方に反感を抱かれて村が二分する事態に。 また、村の事業を大きくして収入を得て村を建て直そうとするが、うまくいかない。 危ない橋も渡る。 マヤとの関係も上手くいかなくなり、そこからあっという間の年月が経過する。 一時期はユートピアと言われた唯腕村だったが、果たしてそれをまた取り戻せるのか。 この唯腕村は小さな国であり、様々なことを彷彿とさせる。 唯腕村によって運命を大きく変えられる東一とマヤ。 今の日本が抱える過疎と高齢化問題、移民。 ただの小説の一幕とは簡単には言えない問題が多々含まれていて、読みごたえあり。 2020.1.11

Posted by ブクログ

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