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大島真寿美【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2011/02/10
JAN 9784591122679

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商品レビュー

4

309件のお客様レビュー

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2026/05/06

ある時代のヴェネツィアを生きた人々のストーリー。 人々の、自分の矜持と、人を思いやる意思が、静かな渦のように溶け込んでいくような物語だった。

Posted by ブクログ

2026/03/25

なんとも退屈な物語である。 正直なところ、途中で何度「もういいかな」と本を閉じかけたことか。それでも最後まで読み通したのは、本屋大賞ノミネートという“肩書き”のせいである。人は権威に弱い。私も例外ではない。 で、読み終えて思う。 ――やっぱり退屈だった。 こういうとき、人はど...

なんとも退屈な物語である。 正直なところ、途中で何度「もういいかな」と本を閉じかけたことか。それでも最後まで読み通したのは、本屋大賞ノミネートという“肩書き”のせいである。人は権威に弱い。私も例外ではない。 で、読み終えて思う。 ――やっぱり退屈だった。 こういうとき、人はどうするか。 物語そのものを楽しめない代わりに、周辺情報で自分を納得させようとする。いわば“知識で元を取ろう”という、読書版サンクコスト回収である。 たとえば活版印刷。 15世紀、ドイツでグーテンベルクが発明し、最初に刷ったのは聖書。ここまでは教科書的知識である。しかしこれがただの技術革新にとどまらず、宗教改革にまでつながるとは、なかなかスケールの大きい話だ。印刷機一つでローマ・カトリックの権威が揺らぐのだから、技術とは恐ろしい。 もっとも、この時点では「読書を楽しむ」という文化はまだ薄い。 聖書は読むものというより、ありがたく拝むものに近い。 そこへ登場するのがアルドゥス・マヌティウス。 この人がやってくれた。書籍を小型化し、ノンブル(ページ番号)を振り、イタリック体まで発明する。今の文庫本のご先祖様である。つまり我々が電車で気軽に小説を読めるのは、この人のおかげと言ってもいい。通勤時間の暇つぶし界における功労者である。 そして舞台はヴェネツィア。 出版文化が花開く背景には、当然ながらお金がある。アマルフィ、ジェノヴァ、ヴェネツィア――海洋都市国家がイスラム圏との交易で稼ぎまくった結果、「本でも作るか」という余裕が生まれたわけだ。文化とは、つまるところ財布の厚みである。 だが、その繁栄も永遠ではない。 大航海時代が始まると、交易の主役は地中海から大西洋へ。ヴェネツィアは徐々に影を落としていく。 18世紀のヴェネツィア―― 滅びゆく直前の、妙に色気のある美しさ。しかもそこにカサノヴァである。仮面カーニバルに、秘密めいた恋愛模様。歴史的には衰退期なのに、文化的にはやけに艶っぽい。人間も文明も、終わりかけが一番色っぽいのかもしれない。 ……と、ここまで延々と本書に直接関係のない話を書いてきた。 何をしているのかと言われれば、ただ一つ。 物語を楽しめなかった自分を、必死に正当化しているのである。 とはいえ、こうして背景を知ることで、多少なりとも作品の見え方が変わるのも事実だ。 本編より周辺の方が面白い、というのは少々複雑な気分ではあるが。 まあ、読書というのはこういう逃げ道があるからやめられない。

Posted by ブクログ

2026/01/18

心に残らざるを得ない作品。 どこからか音楽が聞こえる。 (実際Audibleだと楽器が鳴る) タイトルは自分の中でもうベロニカにしてしまおう。 自分の人生の終わりを想う、生きる力になる話でした。 しかし涙腺が。。

Posted by ブクログ

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