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女王国の城(下) 創元推理文庫
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女王国の城(下) 創元推理文庫

有栖川有栖【著】

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女王国の城(下) 創元推理文庫

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2011/01/28
JAN 9784488414061

女王国の城(下)

¥968

商品レビュー

4

80件のお客様レビュー

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2025/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女王国の城・下巻。 物語が怒濤の展開で進んで行ってとても面白かったです。城からの脱出、11年前の事件の謎、協会が秘匿にしようとする秘密、江神の家族などなど。濃密な展開と謎が襲いかかってきて、読む手が止まりませんでした。 館の構造を使ったトリックやどんでん返しとかが無い代わりに、情報統制の中でいつもより少ない情報で論理的に真相にたどり着いたのは本当に凄いの一言でした。動機や目的も盲点を突いたものばかりで目から鱗でした。 まさかの江神の家族の話まで登場し、江神の母親の予言はどうなっていくのか、次の長編が待ち遠しいです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 江神二郎:宮野真守 有栖川有栖:岡本信彦 望月周平:八代拓 織田光二郞:古川慎 有馬麻里亜:釘宮理恵 由良比呂子:竹内順子 吹雪奈央:松本梨香 臼井勲:津田健次郎 丸尾拳:ボルケーノ太田 稲越草介:高橋広樹 青山好之:梅田修一郎 本庄伽耶:楠木ともり パトリック芳賀:羽多野渉 佐々木昌晴:浪川大輔 天川富恵:井上喜久子 天川晃子:福圓美里 金石源三:千葉繁 金石千鶴:古賀葵 荒木宙児:斉藤壮馬 椿隼一:井上和彦

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2024/06/16

人類協会の本部で起こる殺人事件の解決と解放をもとめる5名の奔走 クローズドサークルでのお話なので仕方ないですが、検死も推理もEMCが担当でどうにも「彼らの検視を ごまかしやミスリードがないのか」ってところが信用できないまま読み進めてしまった。一応お医者さんがいるんだから彼にテキ...

人類協会の本部で起こる殺人事件の解決と解放をもとめる5名の奔走 クローズドサークルでのお話なので仕方ないですが、検死も推理もEMCが担当でどうにも「彼らの検視を ごまかしやミスリードがないのか」ってところが信用できないまま読み進めてしまった。一応お医者さんがいるんだから彼にテキパキと提示してほしかったけど、彼も一応容疑者なんですね。 仕方ないかー。 推理小説というよりも青春アクションものの印象が強くなりました。織田さんもモチさんもかっこよいです。

Posted by ブクログ

2024/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

敬愛する江神二郎シリーズ4作目。有栖川先生の作品は恐らくすべて読んでいて、『女王国の城』も発売された2007年に読了済。文庫版は買うだけ買ってそのまま置いていた。 最近とあるきっかけで江神シリーズを一から読み返す機会があり、ゆるゆると4作目まで来たけど、いや、『女王国』最高に面白いな! ここからネタバレを含みます 前に読んだときから17年(17年!?)経っていることもあり内容をいい感じに忘れていて、ほぼ初見の気持ちで読めた。『双頭〜』とかは割と流れを覚えていたのに、なぜか『女王国』は殺人事件に関する真相がすっぽり抜け落ちており。代わりに、誘拐された「女王」がラストに笑顔で戻ってくるシーンだけは17年たっても鮮烈に覚えていた。だってすごく印象的かつかっこよくないですか!? 17年前に読んだときにもとても面白かった記憶だけはあって、その感想は今回も変わらず。 今回もクローズドサークルものではあるが、前3作と違い「人為的に」閉じ込められるのがまず新鮮だった。 江神さんが暗号を書いてよこしてくるシーンはゾクゾクしたし、有栖たちが警察を呼ぶため教会から脱出しようと行動を起こす「暴れ太鼓」シーンは最高にワクワクした!あのシーンは元警官のおじさんもだいぶカッコよかったな。EMCメンバーたちの若さや無鉄砲さは火村シリーズには無い青春大活劇って感じで最高である。 そして江神二郎が文句なしにかっこいい。若かりし頃は「大学に行ったらこんなにカッコイイ先輩に会いたい・・・」などと馬鹿な夢を見ていたけれど、江神さんの年齢を優に超えた今読んでもやっぱり江神さんは尊敬すべき「先輩」だしどうしても江神「さん」って呼んでしまう。 昭和の貧乏学生江神さん、煙草はキャビンの江上さん、少女の初恋泥棒江神さん、ああ江神さん、江神さん・・・。 次で終わってしまうんだなと残念に思いつつ、5作目を気長に待とうと思う。彼は母親の呪縛から逃れられるのか。

Posted by ブクログ