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記憶喪失になったぼくが見た世界 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2011/01/06 |
| JAN | 9784022616869 |
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記憶喪失になったぼくが見た世界
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商品レビュー
4
66件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大学生の時にスクーターで交通事故にあい、記憶喪失になった坪倉さん。 ドラマや漫画では何かのきっかけで記憶が戻って…という展開になりますが、坪倉さんが失った記憶は戻ってくることはありませんでした。 しかも自分が誰なのかという記憶だけではなく、日常生活を送るうえで大事な常識も忘れてしまったのです。 坪倉さん自身も大変でしたが、彼を支えるご家族も大変だったと思います。 それでもそこから人生を構築していく坪倉さんとご家族。 胸がいっぱいになりました。
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audible118冊目。 少し前に読んだ『洞窟おじさん』に続き、この本の著者のような方がいらしたことさえ知らずにいました。 本も好きだしネットだって毎日見てるのに、案外知らないことが多いんだなあと思いつつ、読んでみることにしました。ちなみに夫は、紙の本で読んだことがあるそうで...
audible118冊目。 少し前に読んだ『洞窟おじさん』に続き、この本の著者のような方がいらしたことさえ知らずにいました。 本も好きだしネットだって毎日見てるのに、案外知らないことが多いんだなあと思いつつ、読んでみることにしました。ちなみに夫は、紙の本で読んだことがあるそうです。 ドラマなどで「あるある」の記憶喪失ですが、現実社会でも本当にありえることなんだと驚きました。 わたしの母も、脳の病気になった時に一時的にいろいろ忘れてしまっていたけれど、なぜか家族など人間の顔と名前は全部覚えているのに、自分の家や車はわからず、かわりに子どもの頃の記憶はある…という時期がありました。 が、2度目の手術後は劇的に元通りになり、ドラマあるあるの展開でした。 が、著者の記憶喪失が劇的に元通りになることはなく、家族のことも自分のことも、過去のことは一切思い出せないまま元通りの生活に戻っていきました。相当な心労だったと思います。 著者のお母さんの手記も併せて構成されているので、本人や家族の葛藤がよくわかりました。 著者に好きなことがあって良かったし、それをご自身の仕事にしておられて、元気をもらえました。 逆境や挫折に屈してばかりでは前に進めませんね。
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十八歳で事故にあってまったくそれまでの記憶をなくしてしまった青年の書いた文章と母親の手記。"記憶喪失"というのはこういうものなのか、という驚きがある。満腹がわからないのでテーブルの上にあるものをすべて食べてしまう、とか、あまいということを初めて知る、とか、ごは...
十八歳で事故にあってまったくそれまでの記憶をなくしてしまった青年の書いた文章と母親の手記。"記憶喪失"というのはこういうものなのか、という驚きがある。満腹がわからないのでテーブルの上にあるものをすべて食べてしまう、とか、あまいということを初めて知る、とか、ごはんとおかずの違いがわからない、とか、ケガや病気をしている人は人間に見えない、とか諸々衝撃的。その割に自分の名前とか「おっさん」とか「おばさん」という言葉は覚えているらしい。5歳くらいに知識が返ってしまう、ということなのだろうか。本人の感じていることと母親の語る客観的な状況と対比しながら読めるので興味深い。
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