商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/12/24 |
JAN | 9784044498023 |
- 書籍
- 文庫
バチカン奇跡調査官 黒の学院
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バチカン奇跡調査官 黒の学院
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商品レビュー
3.4
227件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
平賀とロベルトの奇跡調査の第一弾。のんびり読み進めてたら『悪魔達の宴』でキャラクターが分からなくなってきたのでスタートに戻ってみた。 はじめのシリーズということで、バチカンの壮麗さに魅せられる。初期は詳細な建物描写に惚れこんだんだよなあ、と思い出した。平賀とロベルトのキャラクター紹介のくだりもあるのだが、新しいシリーズよりもいささか耽美な雰囲気もあるような。やはり長期シリーズ、作品を重ねるごとに人物描写も変化してきているのだろう。 事件の端々は覚えていたのだけど、学院とナチスとのズブズブな関わり具合はさっぱり忘れていた。残念な記憶力によって、新鮮に楽しめたのは再読で良かった点。地下の隠された施設とか、一つひとつ明かされていく度にゾクゾクできたので。あと終わり方は敢えての全容解明ではないのかな。奇跡調査官としてはあれが正解なのかもしれない。 改めて、信仰と科学のバランスが絶妙だなあと感じる。奇跡を追い求める心と、科学的真実を尊重する信念と。教義への疑念を抱かせながらも、最後は信仰にかえっていく流れとかも。ストーリー全般で心のあり方が揺さぶられるが、平賀がいることで矛盾しつつも両立させることが実現できている、としみじみと感心している。 一点、シリーズ内の時間経過に少し不思議が。今作の事件が2000年〜2001年と明記されているけれど、直近で読んだ『悪魔達の宴』が戦後70年とあって2015年辺りで。サザエさん方式なのか、皆年齢を重ねているのか、どっちなんだろう……。 最後に自分メモ。『悪魔達の宴』で思い出せなかったマギー神父、しっかり登場してました。シオンの鍵、ナチス撲滅のための組織。改めてインプットできました。1作目とは言え結構派手に活躍してたのに忘れるなんて、自分の記憶力はとんでもなく残念だなあ……と呆れた次第です。
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2007年刊。シリーズ第1作。 残念ながら自分とは全く相性が良くない。 500ページ超の長編で1つのエピソード、テンポも何も無い。背景の荘厳さや重厚さなど雰囲気表現力に費やされる文章の冗長さ。中心人物が滅多に出て来ず、設定の山盛り。真っ黒なページが続く絶望的な疲労感。 ゴメンなさ...
2007年刊。シリーズ第1作。 残念ながら自分とは全く相性が良くない。 500ページ超の長編で1つのエピソード、テンポも何も無い。背景の荘厳さや重厚さなど雰囲気表現力に費やされる文章の冗長さ。中心人物が滅多に出て来ず、設定の山盛り。真っ黒なページが続く絶望的な疲労感。 ゴメンなさい、ダメでした。
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再読。バチカンが好きな人には堪らない作品です。サウロ大司教の「サンタクロースの髭を剃ったらこうなるだろうと思わせる」という描写が気に入っています。
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