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チボの狂宴
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チボの狂宴

マリオバルガス=リョサ【著】, 八重樫克彦, 八重樫由貴子【訳】

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チボの狂宴

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2010/12/20
JAN 9784861823114

チボの狂宴

¥4,180

商品レビュー

4.6

20件のお客様レビュー

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2023/11/05

人間というものは、最初からそうだと、現在そうであると、将来そうなるだろうと、一度そうなったら永久にそのままになると決まっているわけではなく、ある日突然そうなったり、そうでなくなったりするものだ。

Posted by ブクログ

2021/10/18

ガルシア・マルケス『族長の秋』でも扱われるテーマで,解説によればさらに多くの人々が取り上げたそうだ。ある種のカリスマ性を持った人物なのだろう(良い意味ではないが)。 本作では複数の時間軸からトゥルヒーリョ像を書く技巧を見せている。後年の我々がトゥルヒーリョを正確に捉えることは難...

ガルシア・マルケス『族長の秋』でも扱われるテーマで,解説によればさらに多くの人々が取り上げたそうだ。ある種のカリスマ性を持った人物なのだろう(良い意味ではないが)。 本作では複数の時間軸からトゥルヒーリョ像を書く技巧を見せている。後年の我々がトゥルヒーリョを正確に捉えることは難しく,それでも本作で見せる彼(とその周囲)の興奮と衰亡は,不思議と説得力が強い。 本作はれっきとした歴史小説であり,小説の技術を駆使して圧倒的な現実に挑戦している。特にウラニアの存在は完全にフィクションなのだが,誠意と悪意を兼ねそろえた証言者として現実を補完する。 読後感はどうかというと,なかなか苦いものであった。大統領の暗殺という,まさにカタルシスへまっしぐらな展開を迎えたものの,残ったのは敗戦処理ばかり。それが確かに存在した歴史である,そして歴史は終わらないことをまざまざと見せつけられる。 至る所技巧を張り巡らせた作品ほど,技巧の存在を感じさせない。変に文学を考えないで,純粋に楽しんで読めばいいと思う。

Posted by ブクログ

2019/12/07

一冊で分厚い上に文字もぎっしり系。きついわーと思いつつ読んでいくと、しかし意外や盛り上がっていく後半。これは頑張った人には頑張った分だけ、得るものがあるというか。あれだ、大河ドラマ頑張って見終わったときみたいな充実感と、かなり感情移入してるということか。 何しろ独裁者である元帥が...

一冊で分厚い上に文字もぎっしり系。きついわーと思いつつ読んでいくと、しかし意外や盛り上がっていく後半。これは頑張った人には頑張った分だけ、得るものがあるというか。あれだ、大河ドラマ頑張って見終わったときみたいな充実感と、かなり感情移入してるということか。 何しろ独裁者である元帥が微妙に人間臭いというか、よる年波には勝てぬ、というところが微妙に泣けるじゃないか。いや、メインとしては秀才の娘なんだろうけど、そっちも熱いんだけど、しかしおっさんどうしようもないな。

Posted by ブクログ

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