商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2010/12/10 |
| JAN | 9784105145088 |
- 書籍
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都会と犬ども
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都会と犬ども
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商品レビュー
4.3
14件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フォークナーからの影響にとどまらず、圧倒的に独創的。大江健三郎以外の日本文学は勝負にならないね。意識の流れを記述するような文体だけではなく、時制が入り混じった文体まで登場する。いろんな視点で群像劇が描かれる。いろんな人間が登場するのだが、腐敗した士官学校のなかでは、不正、いじめが横行し、それに同調できない人間、そして抵抗を試みる人間は排除される。その腐敗した権力構造の外部に出ることでしか人間性は回復されない。もう一回読む必要があるほど複雑で重層的な構造をもっているので、光文社古典新訳文庫でも読んでみたい。
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ペルーのノーベル賞作家によるデビュー作、士官学校が舞台だが実体験に基づいていて非常にリアル。この士官学校は実在し、腐敗や暴力が露骨な本書は校庭で焚書にされた時代もあったとか。 ただネタバレ的なところでは、最後のどんでん返しにちょっと無理があったように感じた。奴隷の依頼でテレサの元...
ペルーのノーベル賞作家によるデビュー作、士官学校が舞台だが実体験に基づいていて非常にリアル。この士官学校は実在し、腐敗や暴力が露骨な本書は校庭で焚書にされた時代もあったとか。 ただネタバレ的なところでは、最後のどんでん返しにちょっと無理があったように感じた。奴隷の依頼でテレサの元に行ったのは詩人でしかありえなくないか…と。
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独白と物語が交錯して、主観と客観が入り混じる構成。読みにくいといえば読みにくいが、慣れてくれば深く浸れる感じ。個人的には、こういう複雑な構成はあまり得意ではないので、読むのに結構難儀しましたが、多角的な視野や思考が得意な方なら向いているのかもしれません。 また、ストーリーの冗長な...
独白と物語が交錯して、主観と客観が入り混じる構成。読みにくいといえば読みにくいが、慣れてくれば深く浸れる感じ。個人的には、こういう複雑な構成はあまり得意ではないので、読むのに結構難儀しましたが、多角的な視野や思考が得意な方なら向いているのかもしれません。 また、ストーリーの冗長な感じが難しかったです。 それらを勘案して、星3つ。
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