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デンマークの光と影 福祉社会とネオリベラリズム
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デンマークの光と影 福祉社会とネオリベラリズム

鈴木優美【著】

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デンマークの光と影 福祉社会とネオリベラリズム

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 壱生舎/リベルタ出版
発売年月日 2010/11/01
JAN 9784900028029

デンマークの光と影

¥1,980

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2023/05/27

デンマークで守られてきた社会民主主義が時代の土台が新自由主義の波にのみこまれようとする姿を描いている。 特に移民問題ではヨーロッパ全土の極右化を先取りしている現象が2000年代からデンマークで起こっていることが理解できる。それがトランプ現象ともつながっている。 興味深いのは著者の...

デンマークで守られてきた社会民主主義が時代の土台が新自由主義の波にのみこまれようとする姿を描いている。 特に移民問題ではヨーロッパ全土の極右化を先取りしている現象が2000年代からデンマークで起こっていることが理解できる。それがトランプ現象ともつながっている。 興味深いのは著者の語るデンマーク像は日本の社会の課題である"透明性"があること。そして、自分たちの置かれた立場を表明する場、フォーラムが存在する。そして三権分立の原則。 以下の書を読んで思ったことは、日本社会には異常に権力を纏った組織が乱立している。これらを監視する機構はないか、機能していない。 即ち三権分立が機能として欠けている。 力を持たない"個人"は非常に生きにくい。 何かが自身の身に起きた時は特にである。

Posted by ブクログ

2018/08/23

本書大部分の「闇」は現代育ちの人が江戸時代の人に向けて言う「現代人にも色々悩みがあって大変なんですよ」というニュアンス(実際私達は江戸時代の人々よりも健康で文化的な生活をしているがそれでも未だに悩んでいる)が強く、まだ私達はその次元で悩んだことすらないという印象。しかし後半に述べ...

本書大部分の「闇」は現代育ちの人が江戸時代の人に向けて言う「現代人にも色々悩みがあって大変なんですよ」というニュアンス(実際私達は江戸時代の人々よりも健康で文化的な生活をしているがそれでも未だに悩んでいる)が強く、まだ私達はその次元で悩んだことすらないという印象。しかし後半に述べられる特に「医療・健康・薬物・食生活」の部分には確かにギョッとするものがあるものの、それがどこまでワンセットなのか、有用な部分を見習うことが可能なのかは本書では未知数。「既に言論の自由は達成されたのではないか?」という過信が招いたムハンマド問題、移民問題、日本よりかなり良い状態のまま「大問題」となっている男女賃金格差(日本はワースト2位/3位)、いずれも日本よりもかなりハイレベルな部分で悩んでいるように見える。根底に横たわるのは人口問題。

Posted by ブクログ

2015/04/05

イメージは福祉国家で寒いけど人が温かい北欧の国だが実際は、、というデンマークの裏側が書かれた本。選択の自由を奪わないために国が麻薬を提供していたり、移民受け入れへのルールが非常に厳しいことに驚いた。時々挟まれる風刺画がとても分かりやすくデンマークの裏側を皮肉っていて面白かった。デ...

イメージは福祉国家で寒いけど人が温かい北欧の国だが実際は、、というデンマークの裏側が書かれた本。選択の自由を奪わないために国が麻薬を提供していたり、移民受け入れへのルールが非常に厳しいことに驚いた。時々挟まれる風刺画がとても分かりやすくデンマークの裏側を皮肉っていて面白かった。デザインや福祉など表面的な良いところだけでなくもっとデンマークを深く知りたい人にオススメの本。

Posted by ブクログ

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